閉鎖された某旧社宅を賃貸物件にリノベーションする「阿佐ヶ谷プロジェクト」。
同じ間取りの3つの部屋を、3人のICが異なるイメージに魔法をかけました。
そのモデルルーム公開イベント 『3人のインテリアコーディネーター展』が無事終了。
400名近い方にご来場いただきまして、誠にありがとうございました!!
それぞれの担当しましたモデルルームは、公式ブログでもアップしていきますが…
私がコーディネートした102号室をご紹介させていただきます。
3部屋共通テーマは『都会の中の森』。
担当するBプランのコンセプトは「森で出会う動物や鳥たち」です。
住まうのは30代前半のご夫婦と小さな男の子の設定。
扉を開ければ森で出会う様々な動物や鳥たちが登場する、大人も子供もワクワクする空間。
インテリアイメージは「ハッピーカラフル」。
イエロー・グリーン・ブルーのカラフルで楽しい色使い。
自然素材やプリミティブな小物をプラスして引き締めました。
国内普及品クラスの壁紙、ここをモデルにつくる汎用ルームも同じです。
若いファミリー層も手が届きやすい価格の家具やカーテン・照明などでコストを抑えましたが、色・素材・柄の組合せ、インテリア小物で魅せるディスプレイが見どころ。
また、賃貸物件としてリアルに人が暮らす空間なので、家具配置バランスや使い勝手も考慮。
インテリアコーディネートは特別なものではありません。
少しの工夫で日々の暮らしがハッピーで楽しくなる。
それを感じていただけたらと提案したご家族が笑顔になるインテリアです。
【Before】
築30年、奥は和室でした。
【After】
ブルーで塗装をした既存扉を開けると、正面にはガラスモザイクタイルの壁面でアクセント。
キラキラと光るタイルは明るく軽やか、壁紙と質感を変えることで視線を奥へと導きます。
淡いイエロー、濃いイエロー、そしてグリーンとグラデーションで奥行き感を出したLDルーム。
さわやかな朝、家族で過ごす休日の昼、くつろぎの夜。生活のどのシーンにも溶け込みます。
窓装飾はバランスをつけたストライプ。直線ラインを強調してすっきりとまとめました。
ダイニングとリビングスペースの間には造作収納家具、その上でディスプレイを楽しめます。
ただカラフルだけだとかわいく子供っぽくなってしまいますが…
自然素材やプリミティブな小物をプラス、黒やダークブラウンで引き締めました。
リビングルームには、ワークスペースをつくりました。
親子で並んでPCをしたり、絵を描いたり、宿題をしたりと一緒に時間を過ごします。
受け桟なしのシャープな飾り棚でディスプレイを楽しめます。
壁面のアートはファブリックを額装しました。
マリメッコの「Kukkuluuruu 」、日本語で「いないいないばぁ」の意味。
カラフルな動物や鳥たちが描かれていて、今回のコンセプトにぴったりで一目惚れ!
ここからカラースキームを広げていきました。
様々な動物や鳥たちに出会う、大人も子供もワクワクする空間。
小物類、そしてクッキーまで(笑)こだわって選びました。
「わぁ、ここにもいる!」と皆さんが楽しそうにご覧いただけて嬉しかったです☆
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