インテリアコーディネーター荒井詩万のブログ (OLD)

T 邸の造作家具ポイント

渋谷区T邸の造作家具のポイントについて。
食器棚・キッチンカウンター下収納・TVボード・本棚の4点を全て造作にしましたので、空間全体に統一感が生まれました。クラシックな重さを出しながらも素朴な雰囲気にしたかったので、今回はマホガニーなどより木目が荒いナラ材を使用しています。
ダイニングチェアやサイドテーブルもホワイトオーク(ナラ材)で合わせました。
また、扉材はモールディングを使いましたが、腰壁に合わせて落とし込みではなく、面付けタイプにしてあまり重くなりすぎないデザインです。
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さて、4点の中でも一工夫したのが本棚です。
大きいサイズの画集や絵本もありますので、奥行きを350mmしました。
単行本や文庫本などは前後に収納するのですが、T様から後ろの本のタイトルが少しでも見えた方がいいというご要望がありました。
そこで、ご主人様・家具屋Kさん・私で考えたのがこちら!
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3本のダボレールで奥行き270と130mmの2枚の棚板を入れ、前後の本を少しずらして収納することができます!タイトルも見えて大容量の本棚になり、ご満足いただけてほっとしました☆

ヒュッゲな時間

渋谷区T邸のリビングダイニングルームをご紹介します!
T様ご夫妻のお好きな場所は「フォーシーズンズホテル椿山荘ロビー」と「二期倶楽部東館」。
クラシックとモダンの相反するインテリアイメージでした。
奥様はお料理好きで、ご友人を招いて食事を楽しむことが多いとのこと。
また、暖炉があり、緑豊かな庭へとつながる気持ちのよい空間です。
そこで、キーワードは「クラシックとモダン」「ゆったり」「ふれあい」「温かさ」。

コンセプトは 『 ヒュッゲな時間 』。
「HYGGE」(ヒュッゲ)とは、デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる温かな居心地のよい雰囲気」という意味。ぬくもりのある北欧インテリアをイメージし、落ち着いたクラシカルな造作収納とモダンな家具をコーディネートしました。ご家族やご友人と、食事や語らいを楽しんだり、暖炉の側でゆったりと本を読んだり…ヒュッゲな時間が流れます。
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床材に合わせて食器棚などの造作収納は落ち着いたダークブラウン。
既存のカーテンはそのまま使いました。明るい色のダイニングテーブルとYチェア、ヤコブセンのペンダント照明で軽やかなダイニングスペースです。また、ご夫妻共に本をたくさんお持ちなので、大容量の本棚をつくり、LDルームの一角をライブラリー&ワークスペースにしました。来客にも並ぶ本を手にとっていただき、ここでも語らいを楽しんでいただければと思います。
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クロス上から塗装したグリーンのアクセントウォール。
壁の色に合わせたジム・トンプソンの水玉やストライプのクッションで、お手持ちのソファに華やかさをプラスしました。

【関連記事】 こちらもご覧下さいませ☆
T邸の造作家具ポイント  ・インテリアコーディネートの流れ

「Domani」4月号

本日発売の『Domani』4月号。
「あなたのクローゼット、デトックスします!」という特集で、収納アドバイザーやスタイリストの方と考えた賢く機能的なクローゼットモデルプランが掲載されています。私は、インテリアコーディネーターとして人間工学の視点から使いやすい高さや収納可能な着数などの目安をお話させていただきました。
ただ、使いやすい高さは身長×0.8cmで「肩くらいの高さ」なのですが、「目の高さ」で掲載されてしまっていました。校正で修正依頼をしていたのですが残念。
内容は衣替えにもご参考になると思いますので、ご覧になってみて下さい☆
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