4日間のインテリアフェスティバルが無事終わりました。
「インテリアトレンド2009」展示ブースのコンセプト及び詳細をご紹介させていただきます。改めて、今回参加させていただけたことに感謝♪
大変でしたが多くを学び、素敵な方にたくさん出会えた実りある仕事でした。
『 Timeless Glamour 』(タイムレスグラマー)
時代を超えたグラマラスな魅力を放つ革新的クラシックスタイルです。
近年続いたデコラティブなゴシックスタイル趣向から、よりシンプルで洗練された特定の時代様式に留まらない進化したスタイルへ。アールデコのデザインの変革を遂げた時を彷彿とさせる革新的な強さと優美なエレガントさが魅力。
キーワードは、「アールデコ・アイリーングレイ・退廃的・ラグジュアリー・シック・優美な曲線・シンメトリー・メタリック・ストライプ」。
これをもとに具体的なコーディネーションに落とし込んでいきました。
コンセプトは『クラシックとモダン、曲線と直線の溶け合うグラマラス空間』。
カラースキーム
ブラウン&アイボリーをベースに、チェアの黒で引き締めました。
NEED’Kの質感の異なるクッションのベージュピンク・ダークブラウン、また、シルバー・カッパーゴールド(マットな金色)がアクセントです。
床材はサンゲツの大理石風Pタイルです。アイボリーだけだとぼやけてしまうので、中央部分にラグを敷いているようにブラウンを入れて引き締めました。
壁材はOSBORNE&LITTLE(オズボーン&リトル)の壁紙、草花柄とストライプ柄という斬新な組合せで貼り方を一工夫。ストライプ柄を正面からL型に折り込むことで空間につながり感を生み、正面の草花柄がパネルのように浮き出て見える新しいスタイルを提案しました。
家具
クラシックとモダン、直線と曲線のバランスを考え、サァラ麻布とゼロファーストデザインの家具を組合せました。シンプルでも存在感のあるKELLY HOPPENのソファ、クラシカルな猫脚のスツール、力強いフォルムのパーソナルチェア、優美なデザインのディスプレイキャビネット、大理石のセンターテーブル…色々な様式のミックススタイルですが、革の張り地や脚など質感を揃えることで統一感を出しました。
ファブリック
NEED’Kのカーテンをメインに、SACHO(サコ)・ÉLITIS(エリティス)のミラーワークやメタリックな素材を加え、きらめき感をプラスしました。
照明
Lloyd’s Antiques(ロイズアンティークス)のレトロフューチャーなフォルムのペンダントと、モダンなLUMINABELLA(ルミナベッラ)のスタンドを組合せました。
アクセサリー
小物やミラーは、シルバー&カッパーゴールドやクリスタルなど重厚感のあるアンティーク品を加え、ラグジュアリ-な雰囲気を演出しました。
「タイムレスグラマー」の展示、素敵でした!特に、素敵なディスプレイキャビネットにやられました。どこで見つけたんです~?ちなみに一瞬私も「タイムレスグラマー」というお題について考えてみましたが、「グラマー」が既に流行り物よね…、と思って考えるのを止めてしまいました。なので、今日のブログの説明で、「なるほど~。」と思いました。ありがとうございました~。
わぁお!素敵なコーディネーション!!!
さすがshima先生~♪
グラマラスだけどちょっと直線的だったり、シンメトリーだったりするところがshimaちゃんぽい☆
私も色味がとっても好きです。←お嬢と一緒よ♪
とってもいいもの見せていただきました~。
ますます素敵なお仕事をたくさんしてください。
スパ~ンと出たアイディア、拝見しました。さすがの解釈ですね。そして、ついさっきまで、俳優が演じていたのではないかと思わせるドラマティックな空間、素敵でした。
■香さんへ
展示見てくれたのね~、ありがとうございます♪
ここ数年、「グラマー」というインテリアイメージが定着していますが、今までのはどちらかというと黒がベースでシャンデリアがじゃ~んとあるデコラティブなゴシックスタイルだったのが、その次のトレンドとしてよりシンプルに洗練されていくということなのです。19世紀末から20世紀にかけてのアールヌーボーからアールデコへとデザインが変革する過渡期のイメージ。
なので、世紀末の退廃感もキーワードに入ります。
プレゼンでは話しましたが、説明しないとなかなか伝わらないですね…
それっていいのかしら?(笑)
あ、あとディスプレイキャビネットはゼロファーストデザインのです。
■yuriaokaさんへ
ありがとう~♪無事終わりました!
ご存知のように、今まで手掛けてきた物件とは全く違うインテリアイメージで試行錯誤でした。
でも、ほんといい勉強になった。
1年生には上から目線でしたが褒められて、ちょっと嬉しかったです(笑)
■cedro888さんへ
ご覧になって下さったんですね!ありがとうございます♪
是非、お会いしたかったですね~。
今回はコンセプト・キーワードは決まっていて、そこからどう解釈するかはこちら次第という難しいものでした。
スパ~ンとくるまで時間がかかりましたが(笑)、無事まとまってご好評いただきほっとしています。