インテリアコーディネーター荒井詩万のブログ

「旅する会議室」さわやかな朝 ヘルシンキのレストランにて

某オフィス「旅する会議室プロジェクト」。さわやかな朝 ヘルシンキのレストランをイメージしました。ここは造作収納やカウンターテーブル、打合せ用モニターがありましたのでそのまま使うことに。イギリス「GALERIE」のブルー&グリーンの木の壁紙がアクセント。他のスペースからテーブルを移動し、オフィス用のチェアを北欧デザインチェアなどに変更。明るくさわやかな空間に大変身!様々なデザインや色のチェアの組合せ。ワイワイ楽しい雰囲気になりますね♪
壁面の棚にもダーラナホースなど北欧らしい小物を飾りました。

【イメージパース】

【Before】
造作収納やカウンターテーブル、打合せ用モニターなど既存のものを使用。コーディネートによりどう変化をつけるかがポイントになりました。

「旅する会議室プロジェクト」大公開!

様々な言語が飛び交う活気あふれる某オフィス。今ある打合せスペースを社員のモチベーションが向上するおしゃれでおもしろい空間にしたいとのこと。3つのスペースづくりのデザインをご依頼いただきました。

【Before】

【コンセプト】
キーワードは「オフィスと家の中間」「コミュニケーション」「リラックス」「グローバル」。
コンセプトは『旅する会議室』
朝・昼・夜。それはいつか訪れた国の人々が集まる場所。国籍も年齢も超え、人と人との会話と笑顔が生まれる。オフィスでも自宅でもないリラックス空間に。
「さわやかな朝 ヘルシンキのレストラン」「あたたかな昼 ニューヨークのカフェ」「くつろぎの夜  ロンドンのバー」の3つのイメージでコーディネート提案しとても気に入っていただきました。それぞれのイメージパース、ほぼこのプレゼン通りに完成!

【施工&納品】
家具だけを変えても中途半端になるので、消防法を考慮した高さに壁を立ち上げ、原状回復が可能な範囲で施工することを提案。既存のものをできる限り使用します。
かなり大規模な施工工事となりました。イレギュラーなことが多発したり、私のギリギリでの変更にもさっと対応してくれて(鬼のようなインテリアコーディネーターですみません^^;)大変だったかと。朝から夜中まで2日間皆さん頑張ってくれて無事に完成!クライアントにも喜んでいただけました♪

【After】
いかがでしょう?変わりましたね(笑)
社員の皆さんにご好評で、さっそく打合せをされているとのこと。とっても嬉しい!!
「ロンドンのバーにて」はインスタに動画をアップしています。臨場感をお楽しみください☆
https://www.instagram.com/p/BUGfc-pAcEB/?taken-by=shimaarai

さわやかな朝 ヘルシンキのレストランにて詳細はこちら

あたたかな昼 ニューヨークのカフェにて詳細はこちら

くつろぎの夜 ロンドンのバーにて詳細はこちら

【事例紹介】クラッシーモダン

川崎市M様邸のLDKをご紹介します。(プレゼンはこちら
戸建住宅をご購入され、LDKのインテリアコーディネートと全窓装飾のご依頼をいただきました。
ご夫婦共にシンプルで上質、すっきりとしたインテリアがお好み。
キーワードは「モダン」「シンプル」「上質」「品のよい」。
コンセプトは『クラッシーモダン』。
“classy”(クラッシー)とは上質で品のよいこと。シンプルモダンな家具、幾何学模様のシェード、デザイン性のある照明をリズミカルにコーディネート。心地よい時間の流れる空間です。

玄関を入るとリビング、ダイニング、キッチンとつながります。

片側アームがない「arflex」のソファ、脇にコンソールテーブルを提案。(納品の様子はこちら
ソファ前にテーブルがないのですっきり。お子様の小物・ティシュケース・本など収納でき、テーブル上にカップやリモコンが置けます。
TVボードとリビング横DENのデスクはオリジナルデザインのオーダー家具。(納品の様子はこちら
既製家具に合わせてホワイトオーク突板練付に着色ウレタン塗装、白ポリ合板とのコンビで洗練された印象に。

リビングのシーリングライトはBAUMN(バウム)。プリーツ加工のファブリックで覆われていて、光源が直接見えないのでまぶしさを抑えたやさしい光です。シンプルですが、柔らかさのあるデザイン。窓装飾は両開きカーテンではなくプレーンシェード、すっきりとおさまります。幾何学模様とストライプのシアーが軽やか。
クッションはアクセントカラーのイエローグリーンとパープル。
シェードと共布にはイエローグリーンのパイピングをピリッと効かせて。
ダイニングテーブル&チェアも「arflex」。
チェアはソファよりも濃いグレーの張り地で品よくまとめました。ちなみに、ソファもチェアもカバーリング、汚れたらはずして洗濯できますので小さなお子様がいらしても安心。
「PH4/3」2灯をリズミカルに。コードカットとダクトレール取付用にプラグ変更をしています。

小物類は竣工祝いです。
クラッシーモダン空間でゆったりと心地よい時間をお過ごしください。

【事例紹介】絵画の中に迷い込んだようなトイレ

杉並区I様邸のトイレです。
LDKはシンプルな白の塗り壁なので、トイレは思い切って全面に輸入壁紙で遊びを加えようということになりました。セレクトしたのはフォルナセッティの壁紙。イギリス「Cole & Son」からリリースされているコレクションです。
床は黒のタイル。ペンダントライトはマットゴールド、金物はシルバーに。
女性の顔をあしらったシリーズが有名ですが、この独特な世界観に引き込まれますよね。
空を飛ぶ様々な気球、まるで絵画の中に迷い込んだような空間です。

ちなみに、こちらはエントランス。この横にトイレ、奥に進むとLDルーム。
トイレの壁紙に合わせ二ッチ背面はネイビー、お手持ちのアートをマットゴールドの額に入れて♪

こちらの戸建住宅事例にもアップしました。その他の事例と合わせて大画面でお楽しみください。

【事例紹介】ハウスカハウス

杉並区I様邸のLDKをご紹介します。
建築設計事務所にて設計が進む中、内装に関するアドバイスを含むトータルコーディネートご依頼をいただきました。お好きなインテリアをお聞きすると北欧のブランドの名前が多く挙がり、クールでスタイリッシュなイメージにしたいとのこと。

そこで、キーワードは「スタイリッシュ」「明るい」「遊び心のある小物」。
コンセプトは『ハウスカハウス』。
“hauska”(ハウスカ)はフィンランド語で“楽しい”という意味。ハウスカハウス、楽しい家。
なんだか語呂がいいでしょ?お客様も気に入ってくださいました(笑)
モノトーンをベースに、北欧の遊び心のあるデザインの家具や照明・インテリア小物を加え、大人も子供も居心地のよいスタイリッシュな空間です。

扉を開けるとリビングからダイニングキッチンへとつながる空間、黒の階段がアクセント。
タイル材の床・塗り壁は白、吹抜けからの明るい光が心地よい空間。
床材はタイルがご要望でしたが、小さなお子様が2人いらっしゃるので滑って転倒しないか、ケガをしないかなどI様ご夫婦と悩みました。最終的にはマット仕上げで滑りにくいタイル材をセレクト。お住まいになられて早3ヶ月、これがとても快適だそうです。「滑ることはないし、床暖房はよく効き、これからの季節は足元がひんやりして気持ちがいい。何よりモノを落としても傷がつきにくく、こぼしてもさっと拭けるのでかえって子供がいる方におすすめ!」とのこと。

クールなセラミックトップのキッチンは、リクシル「リシェルSI」。
ダイニングには「Tom Dixon」のビートライトを3灯、長さを変えて吊下げました。かっこいい!

リビングは「eilersen」のソファ、「HAY」のサイドテーブル。

クッションはデンマーク「LUCKY BOY SUNDAY」(ラッキーボーイサンデー)をはじめ、色や柄の異なるものをミックスして動きを出しています。
アートは全てモノクロで揃え、小物で遊びをプラス。
「LISA LARSON」の黒ブチでむちっとした犬のオブジェがかわいらしい!「Kahler」のフラワーベースは竣工祝いに♪


ダイニングからリビング側を見る。窓装飾はタテ型ブラインドですっきりと。

キッチン横、階段下には手洗いスペース。
洗面所は2Fにあるので、帰宅したお子様やお客様がここでさっと手洗いができて便利です。

「HAY」のミラー、「louis poulsen」のブラケットライト。

ちらっと見えるマスタード色の壁はリビングに隣接するキッズルーム。床材はLDのタイルの色に合わせたクッションフロアです。
照明は「louis poulsen」の「CIRQUE」(スィルク)。ころんとしてかわいい♪
玄関の壁はニッチに。ネイビーの壁紙でモダンアートが映えます。LDKはシンプルな白の塗り壁なので、トイレは思い切って全面に輸入壁紙で遊びを加えようということになりました。セレクトしたのはフォルナセッティの壁紙。イギリス「Cole & Son」からリリースされているコレクションです。
床は黒のタイル。ペンダントライトはマットゴールド、金物はシルバーに。大人も子供もハッピーに過ごせるハウスカハウスで楽しい毎日をお過ごしください!

こちらの物件は、モダンリビング「第3回スタイリングデザイン賞」でゴールドプライズ(金賞)をいただきました^_^
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モダンリビング スタイリングデザイン賞大賞をいただきました!

【事例紹介】小さな探検家

港区I様邸ベビールームを紹介させていただきます。

【Before】

「荒井さんのストーリーのあるコーディネートに心魅かれました」と仰ってくださったI様。
コーディネートのキーワードは「上質」「品のよい」「子供っぽくなく」「海」「世界」。
コンセプトは『小さな探検家』。プレゼンはこちら。


僕は小さな探検家。7つの海を越えていく。
ある日、たどり着いた大陸は動物たちの楽園。キリンさんと親友になったんだ。
みんなで写真を撮って再会を誓い、また僕は出発する。
「面舵いっぱ~い!!」 まだ見ぬ大陸を目指して海へと船出する。


6ケ月の男の子のお部屋、ストーリーのある空間を提案。

海を渡り上陸するイメージなので窓装飾バランスは波モチーフのオリジナルデザイン。「CLARKE&CLARKE」生地にストレッチの白バイアステープで縁取り。
お手持ちの家具や照明を生かしながら、壁紙張替え・塗装、アートやぬいぐるみなど小物までトータルコーディネートさせていただきました。


ストライプのファブリックで両開きカーテン、波模様の「ADO」のレースシェード。

浮輪のような「Houles」のタッセルをコーディネートしました。

ベビールームですが子供っぽい感じにはしたくないというご要望。
そこで、「Andrew Martin」のこちらの壁紙をアクセントに。動物図鑑がモチーフなので子供っぽくなりすぎない柄。お子様と一緒にご夫妻も楽しんでいただければいいなと思います。
壁紙に合わせたのは「Benjamin Moore」ペイントのグレーベージュ。壁紙の上から塗装、白い壁面よりも家具が映えて洗練された雰囲気に。
航海中なので船舵も飾りました(笑)

空間のアクセントになるのはクッション!
お座りできるようになるとまだフラフラしているので後ろに置いておくと安心ですし、もう少し大きくなるとクッションを使って色々遊んでいた娘を参考に、4つ多めに置くことを提案しました。
「Houles」のトリムをつけたり、「Pierre Frey」のキリン柄などパイピングで引き締めて。


探検家の親友です!
Melissa & Doug」のキリンはLAから取り寄せ。
そ~っと優しく触れる小さな手がなんてかわいいのかしら♪

壁面に飾ったのは「THE ANIMAL PRINT SHOP」の動物たちのアート。「Little Darlings」という赤ちゃんの動物たちが描かれていまして、マットゴールドで額装しました。

竣工祝いに差し上げたフォトフレーム。
「ZARA HOME」で購入、たまたま見つけた「s.e.hagarman」のカードを切りそれぞれ入れました。
キラキラのキリンさんとこの言葉に一目惚れ!今回のストーリーにぴったり!
Welcome to this Wild and Wonderful World
このワイルドでワンダフルな世界にようこそ!小さな探検家のこれからの活躍と幸せを願って♪

【事例紹介】ギャラリーに住まう

自邸を紹介します。
家族や友人はもちろん、取材や打合せ・インテリアレッスンなど色々な人が集まるLDK。
築18年、2世帯住宅の2階部分です。主人が建築設計・私がインテリアコーディネートをしまして、「第45回神奈川建築コンクール優秀賞」を受賞しました。

夫婦共に本や洋書が多く、旅行先などで小物を購入するのが好き。アートを飾るのも好き。
キーワードは「ギャラリー」「見せる・隠す」「フレキシブル」「会話がはずむ」。
コンセプトは『ギャラリーに住まう』。
家族や来客がアートや並ぶ本を眺めたり、食事や音楽、そして会話を一緒に楽しんだり。
ギャラリーのようにフレキシブルなスペースです。

中庭に面した大きな窓やトップライトから光が入り、とても明るく開放感があります。
見せる・隠すのバランスを考慮したオリジナルデザインのオーダー壁面収納がフォーカルポイント。
グランドピアノは嫁入り道具、今はもっぱら娘が練習しています。ソファはarflexのAソファ♪
当初は壁面収納にTVボードをつくり、ソファはそちらに向けるレイアウトを考えましたが、そうなるとダイニングに背を向けるようになってしまう。ということで、ソファはキッチンやダイニング、ピアノ、窓から見える景色が全て見渡せるようなレイアウト。音楽を聴いていることが多いのでTVは最小限のサイズ、Bang&Olufsenのオーディオを中心にしました。
ダイニング、そしてセミオープンキッチン。
キッチンには高さ1,140mmのカウンターをつくりました。ダイニング側から立っていても手元が見えず、座っている時に圧迫感のない高さを悩みまくって考えた数値(笑)
システムキッチンはドイツbulthaup(ブルトハウプ)、すっきりとしたシンプルなデザインが気に入りました。背面収納には電子レンジやトースター、扉内には食器の他アイロン台・掃除機、薬箱や爪切りなど家族が使うものが全て収納されています。
ペンダントライトはLouis PoulsenのPH5。
ダイニングテーブルはCassina、チッパーフィールドデザインの木とアルミ素材。
チェアはarflex、NTです。壁面の一部分は珪藻土にして素材感を加えました。
オーダー製作した壁面収納家具は私がはじめてデザインしたもの。18年経っても変わらず不具合もなく使いやすいので我ながらよくできたと思います(笑)
国内外の場所で購入した様々な小物、本や洋書がずらり。扉内にもぎっしりモノが入っています。
夫婦の本が混在する棚。FRANK STELLA・植田正冶写真集にクニエダヤスエ「和の食卓」。
様々なインテリア洋書と共に、太陽の塔の置物やメカニック(?!)なミッキーなど。
フォトフレームが大好きです!特にJim Thompsonのもの。様々なスペースに飾っています。
クッションも大好き!このコーナーは季節ごとにアートの中身とクッションを変えています。
玄関には日比野克彦さん「Flying Piano」、階段には原陽子さん「2つの家」。
グランドピアノがあり、2世帯住宅の我家にぴったりでとても気に入っているアートたち。
玄関から見たガラススリットのディスプレイコーナー。上部のスポットライトに照らされ廊下側からもディスプレイが楽しめ、帰宅した家族の気配を感じることができてgood!
小物やアートを家のどこに飾ろうかと考えるのはワクワクします♪
ちなみに壁は、ガラスクロスの上からペイントをしています。マットな質感と凹凸があるので光の陰影が出てギャラリーの雰囲気に。

ライフスタイルによりそい、使いやすいプランニング・細やかな収納計画・美しい配色にこだわった上質なインテリア。アートやディスプレイを楽しむ“余白”をつくることで生活を楽しみ、家族や来客との豊かな時間を過ごす心地よい空間。
それは、CHIC INTERIOR PLANNINGのコンセプト。その原点は自宅にあります。

【事例紹介】ミルクティー色のパウダールーム

ご紹介してきましたさいたま市I様邸、こちらはパウダールームです。
こっくりとしたミルクティー色の壁紙をご提案、エレガントにまとめました。
脱衣をするスペースなのでやわらかで落ち着いた雰囲気に。
光沢のあるアイボリーのバルーンシェード、上部にはトリムをつけたバランス。レースカーテンは品のよい柄に。シャンデリアのダークブラウンで引き締まりました。

【事例紹介】I様邸プライベートルーム

さいたま市I様邸のプライベートルーム、LDよりも明るいフローリング材にしました。
こちらは奥様がご趣味のハープを練習するお部屋。
グレーブルーの壁紙、天井高を生かしたシルバーとネイビーの切替えカーテン、ペルシャ絨毯。
ベッドルームへと続く廊下にはムースシェード。

LDルームと同じシアーを使用し黒でパイピング、空間をつなげています。
ベッドルームはさわやかなグリーンの壁紙。
ご要望の遮光カーテン、スリットの入ったオリジナルデザインでバランスをつけました。I様がイギリスからお取り寄せされた繊細でやわらかなシアーカーテン。
裾部分のデザインがとても美しいので、あえて長めにブレイクさせてドレスの裾が広がるように♡

【事例紹介】エスプリの効いたトイレ

さいたま市I様邸のトイレです。
イギリスHOLDEN DECORの壁紙がアクセント、様々な動物と共に小説の言葉やことわざが入っています。こちらを使いたいとのご要望でしたので、これを軸にイメージを広げてコーディネート。
赤の壁紙、窓装飾はDESIGNERS GUILDの白黒ストライプ。換気が常に作動しこの窓の開閉はたまにしかしないとのことなのでピーコックシェード風なオリジナルデザインをご提案。I様がとても気に入って下さいました。(製作の様子はこちら
真っ黒な手洗いカウンターもオリジナルデザインでオーダー製作。(家具納品の様子はこちら
トイレットペーパーやお掃除グッズを入れる収納は框扉、I様がパリで購入されたタツノオトシゴのノブをとりつけました。動物つながり(笑)「余った壁紙を額装して飾るといいですね」とお話したら、センスのよいI様ご自身で素敵な額に入れてご用意下さいました。ロンドンV&Aミュージアムで使用されている額とのこと。ピリッとエスプリの効いたトイレになりました☆

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