インテリアに関するちょっとしたお役立ち情報をお届けする「荒井詩万のインテリアコラム」。
お久しぶりになってしまいました。今までのコラムも実例を追加してより充実させていますので、お時間がありましたらバックナンバーもお読みいただければ嬉しいです♪
今回は「ペンダントライトが空間のアクセントになる」です。
ダウンライト、シーリングライト、フロアーライト、ブラケットライト。様々な照明器具の中でも、吊り下がるタイプのペンダントライトは目線の高さにあるので空間のアクセントになります。
■デザイン性のあるペンダントライト
Louis Poulsen(ルイスポールセン)、LE KLINT(レクリント)、Tom Dixon(トム・ディクソン)など。私は点灯時も消灯時も美しいデザイン性のあるものをご提案させていただくことが多いです。
文京区T様邸 木漏れ日のような光のLouis Poulsen「コラージュ」
横浜市T様邸 スリットの光が優しいLouis Poulsen「LCシャッターズ」
荒川区O様邸 空間に漂うようなLouis Poulsen「エニグマ」
大田区A様邸 やわらかな光のLE KLINT「172B」
杉並区I様邸 Tom Dixon「ビート」を3つ違うデザインで
新宿区O様邸 独特なデザインのTom Dixon「メルト」
■ 小さいサイズは3つ配灯するとバランスがいい
小さいサイズで同じデザインの場合、1つでも2つでもなく3つ配灯するとテーブルに対して均等に明るく、見た目のバランスがいいです。
魚津市F様邸 小さなシャンデリアを3灯
町田市I様邸 3灯だとリズミカルで動きが出る
横浜市I様邸 アンティーク風ライト3灯にスポットライトをプラス
杉並区I様邸 キッチンにLouis Poulsen「 スィルク」3灯で軽やかに
■家具レイアウトに合わせて照明位置を調整する
ダイニングテーブルを置きたいところに照明の引掛けシーリングがない!ということで、泣く泣く微妙な位置に家具を置いている方はいませんか?賃貸や新築物件はダイニングテーブルやソファの位置をだいたい想定して照明位置が決められています。でも、家具レイアウトはそれぞれのライフスタイルによって違うもの。そんな時に便利なのが「ライティングダクトレール」と「ペンダントサポーター」です。
こちらはライティングダクトレール、工事が必要なく簡易式なのでかちっと取り付けるだけでOK。幅は1,000mm・1,600mmなどがあり左右に約30㎝動かせるので照明の位置をずらせます。あまり重いものは吊下げられませんが便利です。
港区Y様邸 ライティングダクトレールによりテーブル位置をずらす
ペンダントサポーター、引掛けシーリングのまわりに360°で約40㎝くらい照明位置をこのように移動可能です。斜め方向やあと少し動かしたい時に便利。
中央区Y様邸 ペンダントサポーターで位置を30㎝斜めに動かした
■ ペンダントライトの最適な高さをご存じですか?
ダイニングスペースのペンダントライトの最適な高さ、テーブルからライト下部まで600~800mmと言われています。器具の大きさや部屋全体のバランスがありますのでどの空間でも同じというわけにはいきませんが、私は650~700mmくらいでおすすめることが多いです。お客様は「えっ、低くないですか?」とおっしゃる方がけっこういらっしゃいます。皆様のお家はいかがでしょうか?こちらは自宅のダイニングスペース、色々考えて高さ640mmです。
横浜市 自宅 憧れていたLouis Poulsen「PH5」
ペンダントライトは基本的にテーブル面を照らすように計算されてつくられています。高い位置だと明るさがしっかりとれないので、料理や座る人の顔が美しく見える最適な高さにすることがとても大切なのです。立ったり座ったりしながらよく検討して高さを決めたら、コードが長い場合は事前に工場で、または現場で専門業者さんにコードカットをしてもらうことができますよ。
お気に入りのペンダントライトを空間のアクセントにして、もっとインテリアを楽しみませんか?