Column 荒井詩万のインテリアコラム "美しい暮らし・豊かな時間"

【コラム03】壁に色をつける

インテリアに関するちょっとしたお役立ち情報をお届けする「荒井詩万のインテリアコラム」。
今回は「壁に色をつける」です。

■ 海外では壁に色があたりまえ
日本の住宅ではまだまだ白い壁が主流です。
白は空間を明るく広く見せ、どんなインテリアイメージにも合いますし清潔感がありますね。
でも、白ばかりだと無難な印象になり殺風景に感じることがあります。
海外に行くとビニル壁紙はなくて塗装の場合が多く、かなり大胆に壁に色がついていて、「あぁ、このくらい色がついていても全然気にならず、むしろ心地よいのだ」といつも思うのです。

パリ シャンゼリゼ通り 「Laduree」、グリーンブルーの壁面


パリ メール通り 「PIERRE FREY」ショールーム、壁紙と塗装を組合せた壁面と小物類のバランスがさすが!


ロンドン 「St. Pancras Renaissance London Hotel」のスイートルーム、深いパープルの壁


ロンドン「Haymarket Hotel」 レストランは鮮やかなピンクの壁が印象的

■ 壁一面に色をつける
取り入れやすいのは壁一面に色をつけること。一面に色が入ると一気に洗練されたインテリアに!
今、国内メーカーのビニル壁紙は色が豊富。白と同じ価格でイメージに合う色が選べます。
また、既存のビニル壁紙の上から塗れるペイントも色々とあります。
私はアメリカ「Benjamin Moore」のペイントを提案することが多いです。揮発性有機化合物を一切含まず臭いがほとんどない、乾きが早い、色の種類は壁紙よりも豊富です。
町田市I様邸 リビングスペースの一部分をネイビーの壁紙に、クッションやラグと色をつなげて

渋谷区T様邸 リビングとダイニングスペースの間の壁をグレイッシュなグリーンに塗装


渋谷区K様邸 ベビールームの一面を「little boy blue」という名のブルー、ビニル壁紙の上から塗装

オフィス打合せスペース  もとはダークグレーのビニル壁紙の上から鮮やかなオレンジに塗装


横浜市A様邸 ベッドルームをやわらかいパープルに塗装、シェードやベッドスプレッドに合わせて


楽天インテリアトレンド2016-2017」 ネイビーの壁紙を一面に貼り引き締めて


文京区M様邸 プレイスペースにグリーンの壁紙、INKEステッカーでアクセント


楽天インテリアトレンド2017-2018」  一面にビビッドなイエロー、ポップで元気が出る空間に

■ 壁全面に色をつけて海外インテリアのように
さらに全面に色が入ると、海外インテリアのような華やかさ。
はじめは少し心配されていたお客様も、完成すると「全く違和感がありません」とおっしゃいます。
 杉並区M様邸 お手持ちのクラシック家具が映えるようイエローの壁紙に

世田谷区N様邸 3色の壁紙をスペースごとに貼り分けて

豊島区I様邸 ビニル壁紙の上から塗装、壁よりも天井をワントーン明るい色に

3人のインテリアコーディネーター展」  イエローの濃淡&グリーンの3色


港区M様邸 全面をビニル壁紙上から塗装、ぱっと華やかに


渋谷区M様邸  一面は壁紙、他はビニル壁紙上からミルクティー色に塗装

事例をご覧いただくとわかるように家具やカーテン・クッションなど他のエレメントとの配色バランスは必要です。壁のみが浮かないよう全体を考えながらコーディネートしていくことが大切。
ぜひ、まずは一面から壁に色をつけてみませんか?きっと楽しくハッピーな空間になりますよ♪

【コラム02】ディスプレイは3で決まる

インテリアに関するちょっとしたお役立ち情報をお届けする「荒井詩万のインテリアコラム」。
今回は「ディスプレイは3で決まる」です。
小物をディスプレイする時、これを覚えておくと簡単におしゃれになります。
以前にも記事にしましたが改めてまとめました。ご参考になさって下さいね♪

■ 3角形の法則
同じ高さのものばかり並べるとメリハリがありません。
高さのあるものを1つ選び、それを頂点に3角形になるよう飾ると高低差が出てまとまります。
例えば、「フラワーベース」に花を飾って高さを出し、「フォトフレーム」「小物」の3点セット。
そうするとバランスがよいディスプレイが完成します!
何点かの小物を飾る時にも、3点をかたまりにして3角形を意識しましょう。
フラワーベース、フォトフレーム、小物の王道3点ディスプレイ


同じデザインで高低のある2つと違う1つを組合せてもおしゃれ

■ 3色の構成
せっかく飾ってもあれもこれもと色が入り過ぎると、ごちゃっとした印象になってしまいます。
ディスプレイをする時には3色に絞るとすっきりときれいにまとまります。
例えば、ベースになる1色(白・ブラウン)とそれに2色を組み合わせるといいですね。
白をベースにピンクの濃淡で3色、ガラス素材でつなげて

ブラウンをベースに白とグリーンで3色、素材やデザインの雰囲気を合わせるのもポイント

■ 3つ同じモノを
何か飾る時に1つだとさみしい、2つだとシンメトリー(左右対称)でかちっととしすぎてしまう。
そんな時には3つ同じモノをディスプレイすると、ポン・ポン・ポンと動きが出ます。
何か小物を購入される時には1つでも2つでもなく、3つを意識してみて下さい!
お客様お手持ちのステンドグラスに棚板をつけ白で塗装したディスプレイ棚、ウォールステッカーと共に


フラワーベース、同じ色・大きさで3つ飾るとリズムが生まれ楽しい雰囲気に

「ディスプレイは3で決まる」、いかがでしたでしょうか?
少し意識して小物を飾るとお部屋がぐんと素敵になりますよ。ぜひチャレンジしてみて下さい!

【コラム01】インテリアは収納計画から始まる

新ブログでは「荒井詩万のインテリアコラム」を不定期ではありますがアップしていきます!
様々な場でお話したり今までブログで記事にしていたことをきちんとまとめておきたいなと思いまして「Column」というカテゴリーをつくりました。
インテリアに関するちょっとしたお役立ち情報をお届けしていきます!お楽しみに~♪
今回は「インテリアは収納計画から始める」です。

■ まずは収納計画から始めましょう
インテリアを計画する時、「どんなソファにしようかしら」「何色のカーテンを選ぼうかな」と夢が膨らみます。でも、何よりも一番はじめに考えなければいけないのが“ 収納計画 ”です。
まずは何がどれだけあるか、その幅・奥行き・高さなど大きさはどのくらいか詳細をまとめてご家族それぞれの持ち物リストをつくってみましょう。その段階で必要なものと不要なものを分けます。

次に、リビング・ダイニング・キッチン・水回りなどそれぞれのスペースでの動作をシミュレーションしながら使うモノを考え、あるべきところにきちんと収納をつくり、どこに何を入れるかを決めていきます。このシミュレーションがとても大切!朝起きて出掛けるまで、帰ってきて就寝するまでなど。
この細やかで適材適所の収納計画によって美しいインテリアが生まれます。K様邸 ご家族の動きを考え、本棚・TVボード・キャビネットを1つにまとめたオーダー壁面収納

■ 空間をすっきりさせるオーダー壁面収納家具
私はコーディネート提案をする時に、オーダー壁面収納家具をお薦めすることが多いです。
既製家具よりコストが高くなる・壁に固定するので部屋の模様替えが簡単にできないなどはあります。
でも、高さや色の違う既製家具を何点も置くよりも空間がすっきりします。何より大容量の収納力でお掃除が楽。長い目で見れば、メリットの方が勝ると思います。自邸リビングルーム オーダー壁面収納、大容量で空間がすっきり

Y様邸 オリジナルデザインで世界に1つだけの家具というのも魅力

オーダー壁面収納家具を考える時に大切なのが、“高さ”と“奥行き”、そして“扉の開き”です。
“高さ”は、ご家族の使いやすい位置を考え、使用頻度の高いものはかがんだり背伸びしたりしないでさっと取り出せるところに収納できると使いやすいですね。また、“奥行き”はあまり深すぎると奥のモノが取り出しにくくなりますので、ご自分の持ち物リストから最適なサイズを考えましょう。例えば、A4サイズの書類や書籍などの場合なら奥行きは30~35cmくらい、浅い方が使いやすいです。

“扉の開き”は、開きタイプか引き出しタイプか。開きは中が広く使えるので、お子様のおもちゃなどの収納にも最適です。いつもきちんと収納するというのは大変ですから、ぱっとしまえて扉を閉めればすっきり見えるというのがいいですね。引き出しは、中身が一目で見渡せますし、印鑑や文房具・薬・お子様の書類・家計簿・カトラリーなど細々したものを仕切って入れることができるので便利です。
ご自身のライフスタイルや収納するモノから考え、全体のインテリアイメージと合わせてデザインや寸法を決めていきましょう。

T様邸 ダイニングスペースに開き扉と引出しを組み合わせたオーダー家具

T様邸 キッチンカウンター下、こちらも開き扉と引出しの組合せた事例

「見せる」と「隠す」収納で豊かな空間に
ただ、大量にモノが入る「隠す」収納だけでは味気ないですよね。
私はオーダー壁面収納家具に必ず「見せる」収納のディスプレイスペースをつくりますが、このインテリアの余白部分を残しておくことはとても大切だと思います。
例えば、スポットライトを埋め込みガラス扉で小物を照らす演出など視線の集まるフォーカルポイントに。季節の花や小物・旅の思い出の品・家族写真など様々なものを飾り、ここからご家族や来客との会話が生まれます。今まであまりモノを飾ったことがないとおっしゃっていたクライアントが、ディスプレイスペースがあることで生活が楽しくなったとおっしゃっていただけると本当に嬉しいものです。
「見せる」「隠す」のメリハリのある収納で、豊かなインテリア空間をつくりましょう!
F様邸 中央にマントルピース(電気式暖炉)とミラー、左右に小物を飾り華やかに

M様邸 TV後ろと左右ディスプレイコーナーにライトを埋め込んだ事例

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