インテリアコーディネーター荒井詩万のブログ

楽天インテリアトレンドが様々なメディアに掲載されています♪

9月14日に発表しました『楽天インテリアトレンド2017‐2018』、とても注目度が高く様々なメディアに掲載いただいております。特に5万円以下で楽天市場取扱い商品でトレンドを取り入れる企画はご好評のようです。他にこれからまだ何社か掲載いただく予定です。嬉しいな。発信した情報はそこから拡散されたくさんの人に知っていただかないと意味がありません。プロジェクトをご一緒した皆さんと喜んでいます☆

【インテリアビジネスニュース】9月25日号

【リフォーム産業新聞社】10月3日号

【ココフル】
「5万円でできるインテリアコ―デとは?」
http://www.cocoful.jp/column/life/entry_9718.html

【LIMIA】
「インテリアに遊び心を!楽天が提案するハイセンスなお部屋コーディネート」
https://limia.jp/idea/112198/

【cancam.jp】
「模様替えするならコレ!インテリアの最新流行キーワード3選」
https://cancam.jp/archives/491708

「プロのコーディネーターに聞いたネットショップでインテリアを買う時のコツ5つ」
https://cancam.jp/archives/491792

【しごとなでしこ】
「5万円以内で部屋の印象がここまで変わる!ハッピーカラフル部屋をつくるポイント」
https://shigotonadeshiko.jp/126934

【WOMEN’S SHOWCASE】
「楽天インテリアトレンド2017-2018」ご紹介
https://w-sc.jp/rakuteninteriortrend2017-2018/

【通販通信】
「楽天インテリアトレンド、今年はアフリカンパンク」
https://www.tsuhannews.jp/news/mall/45839

木の下でリラックスしながら仕事をする病院スタッフルーム

ブログはロンドン滞在レポートやTV出演のことなどが続いておりましたが、日常に戻り現場と打合せの毎日。仕事してまっせ〜(笑)新規ご依頼もいただきプレゼンが続きます。ありがとうございます♪
こちらはトータルインテリアコーディネートをさせていただいている千葉のサービス付高齢者住宅を併設する病院。オーダー壁面収納工事や各スペースの家具納品立会いに連日通っています。カフェのようなイメージでつくっている地域交流スペース、飾り棚の位置決めをしているところ。
こちらはスタッフスペース。
先生やスタッフの皆さんは生死と向き合うハードなお仕事をされています。ここは明るくて寛げる雰囲気にしたいという院長先生のご要望から、どど~んとシンボルツリーを入れました!お~!!イメージ通り!打合せを重ね、このフリーアドレステーブルはオリジナルデザイン、木のまわりを立ち上げてコンセント口のあるオーダー製作です。あっ、木はフェイクですよ。チェア張り地はカラフルに。木の下でホッと一息、リラックスしながら仕事ができる空間に。あとはカーテンなどが入っていよいよ完成です!

フジテレビ系列「良かれと思って!」オンエア終了しました♪

フジテレビ系列『良かれと思って!』のオンエアが終了しました。ご覧いただけましたか?
カイヤさん、田中律子さん、麻木久仁子さんのご自宅に良かれと思って愛あるダメ出しとアドバイスをさせていただきました。かなりカットされていてなんかあっという間に終わってしまいましたけど(汗)
ま、色々な芸能人にお会いしたスタジオ収録はとっても刺激的でおもしろかったです!
いい経験でした。住宅のプロの皆さんとご一緒に。皆さん、ありがとうございました♪

LIXIL新宿ショールーム『住まいStudio』のトータルインテリアコーディネートをしました!

LIXIL新宿ショールーム7F 『住まいStudio』が10月1日にオープン!
住宅の断熱性能の違いによる冬の室内温度の感じ方、夏の強烈な陽射しの対処方法など、一年を通して快適な暮らしを送るために必要なことを学んでいただける「体験型ショールーム」です。そのトータルインテリアコーディネートをさせていただきました!
引用:LIXIL「住まいStudio」HPよりhttp://www.lixil.co.jp/s/sumai_studio/


【エントランス】

まずは映像をご覧いただくスペース。白い空間なのでカラフルなマスターズチェアとカリガリスのチェアで楽しい雰囲気に。今後増やす場合もスタッキング可能なので対応できます。

【冬体験室】
「昔の家」「今の家」「これからの家」と断熱性能の違う3つの家で、真冬を想定した環境での室内温度を比較体感していただけるスペース。左から昔の家(昭和55年頃を想定したレトロモダン)、今の家(スタイリッシュモダン)、これからの家(ミックスモダン)というように3つの違いをビジュアルでわかりやすく表現するためにインテリアコーディネートしています。

【夏体験室】
夏の強い陽射しを体感するスペース、夏を感じるよう向日葵を飾るエントランスホールでお出迎え。
LIXIL床材、川島織物セルコンのファブリック。「ヴィンテージ&カラフル」、男前インテリアに色を加え夏らしい色合わせでコーディネート。オレンジのアカプルコチェアがアクセント。
キリムのクッション、オレンジを入れてチェアとつなげて。
テラスのデッキ、オーニングもLIXIL商品。アウトドア用家具、そして小物もセレクトしています♪
基本的にエントランスから冬体験室・夏体験室とショールームスタッフの方が案内してくれます。インテリアコーディネートで意識したのは色。イエロー・オレンジ・ブルーの3色がアクセントカラー、全ての空間を色でつなげています。それをもとにサインもデザインしていただきました。

【打合せスペース】
冬体験室・夏体験室をまわられた後、お客様が打合せをされる3つのスペース。
インテリアのデザイン性による楽しさを訪れるお客様に体感していただけるおもてなし空間。床材はもちろんLIXIL商品、合わせる壁紙や家具・照明で多様な表情になるのをご覧いただけます。コンセプトは非日常感のあるくつろぎのアーバンホテル、こちらはパリのアヴァンギャルドなイメージ。

大胆な柄の壁紙は「OSBOENE&LITTLE」、ふくろうからつなげたテーブルランプをセレクト。

こちらは亜熱帯、マレーシアのリゾートをイメージ。
グリーン柄とインダストリアルな家具、スケールアウトしたフロアーライトがポイント。
そして、こちらは大きな窓に面しています。マンハッタンのスタイリッシュなイメージ。
パーケット床材が際立つようブルーのストライプ柄の壁紙を合わせ、マスタードがアクセント。
スタルクデザインのフロアーライト「ROSY ANGELIS」が洗練された雰囲気をプラスしています。
インテリアコーディネートにより五感で感じる空間になったのではないでしょうか。
機能性とデザイン性の両方からアプローチすることでより豊かな住空間づくりができると思います。ご縁あってご依頼いただき、信頼してお任せくださったLIXIL様に心より感謝致します♪
なお、こちらの体験ショールームは完全予約制です。工務店様、ビルダー様を通じてLIXIL営業担当者の方までお申込みいただくシステムになっております。詳細は 『住まいStudio』HPをご覧ください。

【London 7 】 Ham Yard Hotelで至極のアフタヌーンティー

ロンドン滞在レポートNO.7!ラストです。
kit kempデザインの最新である「Ham Yard Hotel」にも行きました。
エリザベス女王陛下がいました(笑)
アフタヌーンティーと食事を楽しめるレストラン。カラフルなコードがかわいい照明。以前東京ビックサイトで開催された「LED NEXT STAGE 2016」でもこんなイメージで展示を考えたなぁと思い出しました。
わ、このバーのアニマル柄壁面!「楽天インテリアトレンド2017-2018」の「アフリカンパンク」の壁紙に似てない?やはり滞在レポート4でも書きましたが、彼女のデザインにはアフリカンなど民族柄が入っています。
アフタヌーンティー、2段目にサンドイッチ、3段目にスコーン。
けっこうなボリュームで食べきれなければお持ち帰り用箱に入れてくれます。想像上の動物たちが描かれたこの食器がかわいいなぁと思ってどこのものかを聞いたら、Kit KempとWEDGWOODのコラボ商品で日本でもネット購入可能。デザイナーだけでなくホテルオーナーでもあるKit Kempさん、しっかりビジネスにつなげていた。それって大切よね。

研修でご一緒した方がこのホテルに宿泊されていてお部屋を拝見させていただきました。
あれ?意外とシンプルな印象。ベッド足元のスリット部分にピンクを入れているのがおしゃれ。

おもしろかったのが壁紙の継ぎ目にリボンを貼っていたところ。デザイン性はもちろんですが、継ぎ目が剥がれてこないようにという目的もあるのかしら?

7回に分けてお届けしましたロンドン滞在レポート、いかがでしたでしょうか?
その他、美術館に行ったり、お買い物したり、食事を楽しんだりと女子旅満喫。そうそう、「レ・ミゼラブル」が当日チケットで良席がとれて観劇し、本場の一体感のある劇場で圧巻のパフォーマンスを堪能。最後はスタンディングオべレーション!泣きました。
ということでインプットしてきたことを、またしっかりアウトプットしていきますよ~♪

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【London 6】大人の色気を感じるTom Dixonデザインホテル

ロンドン滞在レポートNO.6!
今回の旅のテーマは「ホテル」。KLC School of Design研修 の内容もそうでしたし、色々見てみたくて3つのホテルに宿泊しました。研修中は移動が大変なので4泊はサウスケンジントンの「The Bailey’s Hotel London」、Victoria and Albert Museumの近くで立地もよくこじんまりとして心地のよいおすすめのホテル。1泊は滞在レポート3でご紹介したkit kempデザイン「Haymarket Hotel」。そして、もう1泊したのがこちらのTom Dixonデザイン監修「Mondrian London Hotel」です。

テムズ川沿いのクールモダンな外観。銅製の突きだした部分がそのまま中へとつながります。
ゴールド、鮮やかなブルー、そしてブリリアントピンク。これがホテルカラー。
あれもこれもぜ~んぶトム・ディクソンデザイン。
デザインコンセプトは「船」、まさに水面に浮かぶ美しい銅製の船のようなレセプション。スタッフはカジュアルなブルーのシャツとデニム。皆、スマートでかっこいい♪
うわぁ~!!!と思わず声が出ました。トム・ディクソン特有の艶っぽい曲線の美しさ、奥のレストランへと誘う光のライン。
テムズ川が大きな窓から見えるレストラン、朝食をいただきました。日本人観光客は1人もいなかったな。宿泊者だけでなく近辺のビジネスマンがランチをしていました。

客室です。白ベースにグレー、そしてブリリアントピンクがアクセント。
もちろん、あれもこれも一目でわかるトム・ディクソンデザイン。
モールディングをまわしたシンプルなグレーの収納ですが開けるとピンク!閉めた時にちらりとピンクが見えるのが粋。このデザイン、絶対私もつくりたい!笑壁面のペイントアート、そしてメモやキー。徹底してアクセントのピンクが効いています。屋上のバー&ラウンジ「Rumpus Room」ではロンドンの夜景を一望できます。ちょうど金曜日の夜に1杯飲もう!と行きましたが、クールな人たちの社交場になっていて大盛り上がり。残念ながら写真がないのですが、めちゃめちゃかっこいいのでぜひHPをご覧になってみてください。大人の色気を感じるスタイリッシュホテル、おすすめです!

【London 5】「Decorex」とロンドン最新インテリア情報

ロンドン滞在レポートNO.5!
9月のこの時期(今年は9月16日~24日)、ロンドンでは『London Design Festival』 が開催されています。様々なデザインに関するイベントや展示会が行われていまして、その中でもプロ向けの高級商材を扱うのが「Decorex」です。もう色々ありすぎてどうにもこうにも全てをご紹介することは無理なので(滞在レポートがずっと続くことになっちゃう・笑)、私が気になったものだけをピックアップします。

「Decorex」会場です。
セキュリティチェックを終えて中に入ると、各メーカーの新作による展示がお出迎え。4つのブースに分かれてくるくるまわっていました。こちらはOSBORNE&LITTLEです。

会場中央にはこ~んな素敵な休憩スペース。皆さん、シャンパンを飲みながら商談しています。
イギリスのファブリック・壁紙メーカーIAN SANDERSON。
スコットランドの伝統的な柄をベルベッド素材など現代的に使い新鮮でした。壁の木材、よく見ると目透かしでブルーが見えます。下地に塗装しそれに貼りつけていてとってもおしゃれ。

NAOMI PAUL」の照明、British Designで賞を獲得しています。
全て手作業でマクラメのように編んで仕上げるそうです。色もたくさんのサンプルの中から選ぶことができます。めちゃめちゃかわいい!カラフルでどこか懐かしいベトナムの麦わら帽子みたいなデザイン。絶対日本に入ってくると思う♪
ブースにご本人がいらしてお話をしました。とってもきれいな方。NAOMIというお名前が日本的なのでハーフかしら?と聞いたら、全く日本とは関係ありませんでした(笑)
こういう金物はなかなか見つからない。ネット購入できるので取寄せてオーダー家具につけたいな。

キングスロードはイギリスを代表するインテリアメーカーがずらりと並ぶストリート。
新作発表目白押しで鼻息荒く、1件1件見てまわりました。こちらは「DESIGNERS GUILD」、ブラックベースの大人っぽい花柄壁紙。あ~うっとり♪
「WILLIAM YEOWARD」、あ~うっとり♪

大好きな「OSBORNE&LITTLE」。なんですか!この素敵すぎるクッションは!

トレンドのジャングルやトロピカル柄の壁紙を様々なところでよく見ました。『楽天インテリアトレンド2017-2018』で発表した「スタイリッシュジャングル」、方向性がずれていなくてよかったと1人でホッとしました(笑)

壁紙がトロピカル、それに合わせてビビッドなチェアのカバーがかわいい!
あら?見覚えのあるこのゼブラ柄。こ、このÉLITISのクッションは中央区Y様邸でコーディネートさせていただいたのと同じだ!なんか嬉しい♪

Design Centre  Chelsea Harbourにある「PORTA ROMANA」(ポルタ・ロマーナ)。
さすが本国だけあって品数がすごい!日本だとマナトレーディングで取り扱っていますが少ししか見れませんもの。あれもこれも使って見たいものばかり。夜空に浮かぶ月のようなデザインのブラケットライトが素敵でした。

最後に高級住宅地スローンスクエアにある中流階級向けデパート「Peter Jones」をご紹介。ビューティーからインテリアまで家庭用品全般が揃っていて、キャサリン妃がご結婚前に通っていたそう。
入ると名だたるファブリック、クッション、そして壁紙がずらりと並んでいて驚きました!日本なら1Fは化粧品や食品が並ぶスペースですよね。衣食住、その中でも住を一番に考えている。マダムたちがゆっくりと見ながら注文カードに記入している姿を見てイギリスの豊かなインテリア文化を痛感。

【London 4】人生を豊かにするインテリアデザインのパワー

ロンドン滞在レポートNO.4!
滞在レポートNO.3の続き、「Haymarket Hotel」のパブリックスペースです。
グランドフロアーにあるレストランは鮮やかなピンクの壁が印象的。ここのレストランがとっても落ち着きまして、夕食はもちろん、1人ランチもしちゃいました。奥の一番右側の席が定位置。ゆったりとした音楽が流れ、窓から街行く人を眺めながら寛ぐ。これだけ色や柄を使っていても、チェア張り地や柱の布壁紙にアフリカンな柄を入れることで尖がりすぎないあたたかさがあります。

Kit Kempさんは犬好きで、このレストランの”オスカー”という名前は前に飼っていた犬の名前なんだそう。チェアの背面にずらりと犬が並ぶかわいいデザイン、フェルト生地でピンクの縫い目をラフに見せて。小さなかわいい女の子が1匹ずつ数えていました(笑)
トップライトのあるスペース。グリーンとブルーでまとめられたさわやかなインテリア。
普通ならモダンなテーブルや照明を組み合わせてしまうところ、あえて民族的なデザインを合わせる。フラワーベースも素朴で艶のないぼてっとしたもの。各部屋もそうでしたが、すっきりとしたモダンなものとどこか懐かしい民族的な柄やデザインの絶妙なアンバランスさが彼女のデザインの魅力かと。ラグジュアリーですが片肘張らないエクレクティック(折衷)スタイル。
このテーブルライトのシェード&トリム、右側のライトのベースデザイン。萌えまくりました(笑)
ライブラリーです。はい、素敵。イケメンスタッフが「マダム、お好きな場所でお茶をいかが?」と言うのでここでお茶をいただきました。あれこれインテリア談義に花が咲く。
全て柄は違いますが色はネイビー・赤・黄がアクセント。やはり3色をリンクさせていますね。
と、色々見てきましたが一番私が心魅かれたのがこちらのお部屋。結婚式やパーティーなどが行われるスペースとのこと、ラグジュアリーアフリカンといったイメージでしょうか。アイボリー、グレーにラグ・小物・花にほんの少しレッドを効かせています。気品に溢れた息を飲む美しさ♪
トイレにはFornasetti(フォルナセッティ)の壁紙。鏡があるので奥行き感がありますね。
いかがでしたでしょうか?この世界観をそのまま自分のお家のインテリアにというのはちょっと難しいですよね。バッググラウンドが違いますから。私たち日本人は“侘び寂び”の文化、引き算のデザイン。一方、ヨーロッパは足し算のデザイン。
でもね、色や柄、そしてデザイン。インテリアのパワーはこのホテルのように訪れる人を思わず笑顔にしてしまいます。白い壁に色をつけてみる、素敵な壁紙を一面に張ってみる。カーテンにこだわってオーダーデザインをしてみる。少し高価でもお気に入りの家具を大切に使う。ちょっとのことで、日々暮らす空間が見違えるように生き生きとしてきます。インテリアのパワーは人生を豊かにする、Kit Kempデザインを体感して改めて感じました。

【London 3】憧れのkit kempデザインホテルに泊まる

ロンドン滞在レポートNO.3!
以前目にしたこちらのサイトでのKit Kempさんのインタビュー記事。
「確かに私は、どの部屋もどこかユニークさを感じさせるものにしたい、しかも、人の好奇心を掻き立てるようなものにしたいって考えていますね。ホテルを訪れるというのは、ちょっと冒険に出たような体験であるべきだと思うんです。実際それは、家庭でも実現したいもの。これまでに出た旅の経験や、目にしてきたことなんかを(インテリアデザインに)取り入れ、そこに例えば、買ったブランケットを椅子にして置けたら、より個性的な空間になりますよね。」

私はどの国を訪れてもホテルの部屋を開ける瞬間のワクワク感が好きです。
それは冒険。日常から非日常につながるような高揚感。
その体験や経験を自宅のインテリアに取り入れて、より個性的な空間に。そう!そうなのよ!とうなずき、彼女がつくり出すインテリアの写真を見て度肝を抜きました!
カラフルで華やか、でも品がよくてリラックスできる。私自身が好きで目指すコーディネートだ。
というわけで、今回はどうしてもkit kempデザインのホテルに泊まりたい!と思っていました。

上質で素敵なホテルばかりのロンドンで、現在まさに“旬”なのが「Firmdale Hotels」(ファームデール・ホテルズ)グループのホテル。ロンドンに8つ、NYに2つ展開しています。共同経営者でもあり、その全てのインテリアデザインを手掛けているのがKit Kemp(キット・ケンプ)です。ホテルの立地やサービスはもちろんですが、私のように彼女のデザインを目当に宿泊したい!と思う人がたくさんいることでしょう。なんと御年60歳ですって!見えない!衰えるどころかそのセンスが進化し続けているのもすごくて憧れちゃう。

宿泊したのは、ピカデリーサーカスに近い「Haymarket Hotel」(ヘイマーケット・ホテル)。
今回はお2人のインテリアコーディネーターの方と旅をご一緒しまして、それぞれ部屋を予約。なので一度に3部屋のインテリアを見ちゃうという。もう興奮しすぎて鼻血が出そうになりました(笑)
というわけで、3部屋をいっきにご紹介しちゃいます。

【ROOM1】
私の宿泊したお部屋です。グレーとオレンジがアクセント。

柄に柄を重ねながらバランスのとれたカラースキーム。壁は布クロス、デニムのような風合い。
Kit Kempの特徴であるベッドヘッドボード。ファブリック張り、スタッド(鋲止め)。
これを見て、みんな「絶対オリジナルでベッドヘッドボードつくりたい!」と思うはず。私たちも具体的にどこのメーカーや業者さんでつくれるのか、コストはどのくらいかを話合いました(笑)

チェック柄の1人掛チェア。上部のオレンジはベッドの足もとにあるオットマンの同じ合革素材。
オットマンの上にポーターがトランクを置いていたので、基本的にここで荷物を広げることを想定しているのでしょう。(私は床に広げちゃったけど・笑) 人が触れることが多い部分を合革素材にすることでデザイン性はもちろん、耐久性やメンテナンスなどの機能性も考えられているなぁと感じました。(と、感じていたら他の2部屋は普通にファブリック張りだった・汗)
窓まわりです。機能的なロールスクリーンと装飾としてのカーテンのコンビ。カーテンボックスはなし、装飾カーテンレールもなし。上部をカーテンと同生地でくるみレールを見せないようにしていました。カーテンの裾は5㎝くらい長め。このちょろんとした長さがエレガントすぎずモダンすぎないちょうどよいデザインに。これいいなぁ。日本だと「採寸間違えちゃったかしら?」になりそうなので、お客様にはこの画像を見せてプレゼンしよう(笑)
裏は一枚綿を入れて、遮光裏地を縫いつけてあります。けっこうざっくりとした手縫いでした。

水回りは、予想外にシンプル。2ボウルでシャワーブースとバスタブがあり機能的。
バスタブのエプロン部分、ここに木を使って照明を埋め込んでいるところがさすがでした。

クローゼットの中、置いてある小物類も色が統一されています。
Firmdale Hotelsのシグネチャーであるトルソーのロゴがついたランドリーバッグ。ちなみにこのトルソーはどのお部屋にもファブリック張りで置いてあります。

【廊下】
さぁ、他のお部屋も見せてもらいにいきますよ!廊下の壁紙もかわいい。こちらは紙クロス。

部屋の案内プレートもかわいい。

【Room 2】
イエローとネイビーがアクセント。どの部屋もベッドは高さ70cm、かなり高めですね。

ベッドヘッドやチェアの柄が大人っぽい雰囲気。

こちらはソファです。アートと照明、クッションの色がリンクしています。

フリンジつきカーテン、やはりこのちょろんとした絶妙な長さがよい。
ROOM1では壁掛けTVでしたが、こちらはTVボード。ベッド側、ソファ側両方から見れるよう天板が回転するオリジナルデザイン。【ROOM 3】
レッドとネイビーがアクセント。どの部屋もFLOSのペンダントライトでした。
ベッドヘッドボードは直線ライン。壁紙のストライプに合わせてシャープに。

こちらもソファ。ミラーをアートのように飾ってあり、空間がより広く感じます。

柄に柄を重ねていますが、基本的に使っている色はレッド・ネイビー・ゴールド。
色を3色にしぼることですっきりとまとまっています。このファブリック合わせ、かなり計算されているのがわかります。そして、カーテンに皆で大興奮!切替えの間に革をパイピングで入れているの。いちいち素敵すぎる♪

【London 2】160年前の建物をリノベしたクールなブティックホテル

ロンドン滞在レポートNO.2!
KLC School of Design研修で訪れたのは、1852年に建てられた公営住宅をリノベーションしたブティックホテル。『Artist Residence LONDON』、“LONDON Hotel Of The Year”Cesar Award 2016にてGood Hotel Guideに選ばれています。オーナーの方からオープンの経緯や詳細をお聞きしました。
今から160年前の建物、改装前はボロボロで1Fから空が見えたそう(笑)
何がすごいって、このリノベーションをインテリアデザイナーは入れずに全て若いオーナーご夫婦が自分でデザインしているところ。施工はもちろん業者さんが入っていますが10部屋あるインテリアは全て自分たちで考えセレクトしているのです。全くの素人ながらその審美眼がすばらしく、ロンドンのインテリア文化の底力を感じます。4部屋を見せていただきました。

【ROOM1】
グレーにブリリアントピンクのアートがぴりっと効いた部屋。家具はユーズドのものが多いそう。
どこで探すのかを聞いたらインターネットオークション「eBay」ですって。

お酒やグラスは壁掛けに。水回りへの扉、こうきますか!笑  【ROOM2】
こちらはややクラシックなベッドヘッド。
合わせるのはエッジの効いたキャビネットやアート。黒電話もいい味を出しています。

うわ!水回りのタイルがかわいい♪
【ROOM3】
ラスティックなレンガはそのまま使い、冷蔵庫を置いています。鹿のアートがある!笑【ROOM4】
この鹿の角の照明もすてき!

レンガと古木を合わせた水回り、ベッドスペースからオープンです。日本だと湿気のことを考えてしまいますが、そんなことは気にしないのね。
【パーティースペース&トイレ】
どれもフォーマルすぎず肩の力を抜いて寛げる空間。ラスティックな素材、アートのあるアーティスティックなインテリア。インダストリアルで男前なインテリアは日本でもここ数年ブーム。そこにアートや小物でエッジを効かせる手法はぜひ取り入れたいと思いました。

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