インテリアコーディネーター荒井詩万のブログ

【Paris 7】大人エレガントな5ツ星ホテル、Hôtel Les Jardins du Faubourg

パリ3つ目、とびきり大人エレガントな『Hôtel Les Jardins du Faubourg』レ・ジャルダン・デュ・フォブールに宿泊しました。エリゼ宮やシャネル・エルメス本店のある8区、5ツ星ホテルです。
1歩入ると、白を基調に黒で引き締めたエレガントなエントランス。

中庭を通って奥の棟へ。
廊下もシックで素敵!カーペットはアニマル柄♪

部屋はシンプルモダン、グレーブルーの壁と褐色の組み合わせが大人カラーで落ちつきます。

ベッドヘッドとフレームは褐色のベルベット、アートの色もぴったり!クッションやラグに黒を入れて引き締めています。

照明はコンテンポラリー、マットゴールドです。

濃紺のカーテンと、リネンのシアーカーテン。

洗面スペース、続くバスルーム。

ベッドルームと色をつなげ、バスルームは床壁天井が全てモザイクタイル♪

中庭のあるレストランがほんっとに素敵で、ディナーと朝食を楽しみました。

イタリア、北欧に続き、久しぶりに旅を共にしてくれた大好きな友人に感謝!

北駅からマレ地区、そして8区のホテルとだんだんグレードアップをしたパリのホテル選び。
やっぱりお値段って正直、空間からサービスまでパーフェクトだったわw

以上、10回に分けてパリ&アムステルダムレポートをお届けしました!

【Paris 6】ディオールの世界を体感できる圧巻の美術館『DIOR LA GALERIE』

パリのクリスチャン・ディオール本店横に併設された2000㎡の巨大な『DIOR LA GALERIE』ディオールギャラリーへ。
クリスチャン・ディオールの生涯から、オリジナルスケッチ、オートクチュールコレクションの数々やモデルたちを飾ったアクセサリーなど見応えのある内容。

内部空間も素敵!ときめかない女子はいないw

カフェもかわいかったぁ^_^

お針子さんの作業風景を見ることができました。

余談ですが…
帰りの飛行機で見た映画『オートクチュール』。
舞台はまさに「ディオール」のアトリエ。
引退を目前に控えた孤高のディオールのお針子と、郊外に暮らす移民二世の少女。
少女がスリをすることから、出会うことのなかった二人の人生が交差していきます。

ハイブランドを着こなすマダムたちが優雅にお茶をしている一方、移民の少女がスリをしている。以前ほんとにパリで娘と年が変わらない少女たちのスリに合い(未遂でしたが)とてもショックを受けました(^^;
そんな“今”のパリの明と暗が描かれ、でも、やっぱり美しいものは人の心を動かし希望を与える物語。
生きてるって素晴らしい。
リアルなパリを感じてきたので、より胸がいっぱいになって号泣しました。

【Paris 5】「MAISON & OBJET PARIS 2022」インテリアトレンドレポート

「メゾン・エ・オブジェ」、行ってきましたぁ!
パリからはタクシーで40分ほど、シャルル・ドゴール空港に近い見本市会場で開催されています。
1〜6ホールに分かれていて、家具や照明、食器などテーブルウェア、フラワーベースや鉢などライフスタイル全般の最新商品を見ることができ、実際に取引交渉がされています。こちらは4ホール前。
会場をまわったトレンドレポートをお届けします!

【カラー】
アースカラーは健在、自然の大地や豊かな実りを表すようなモスグリーン、マスタードなどくすんだ大人色が多く見られました。
中でも、数年トレンドとして続くテラコッタよりもさらに深い黄赤の“バーントシェンナ”が注目!
バーントは「焼いた」、シェンナはイタリアの土地名。シェンナで産出した土を焼いてつくった顔料のような赤みがかった褐色です。

こちらはブース内につくっちゃったカフェ。
規模がすごいですよね!
壁、チェア張り地、天井に使われています。
ヒョウ柄のカーペットと組み合わせるかぁ。素敵!

【素材】
こちらも数年続いていますが、ラタンと藁。
特に照明はこればかり。ちょっと見飽きるくらいw

会場内のカフェ、見た時に吹き出してしまったw
なんかもう藁祭り!

【デザイン】
アールデコのようなクラシックで丸みのあるデザインの家具や照明が多く見られました。

劇的な変化はないものの、ゆるやかに変わっている部分も感じました。詳細については、『荒井詩万インテリアサロン』内で最新インテリアトレンドトークショーを開催します♪

【Paris 4】坂田夏水さんのパリ店舗『BOLANDO』へ

空間デザイナー坂田夏水さん、夏水組代表で東京と大阪に「Decor Interior Tokyo」を展開しています。
デザイナーであり実業家、まぁパワフル!
なんと!9月にパリに新店舗「BOLANDO」をオープンされまして行ってきました♪
6区サンジェルマン・デ・プレ、ピエールフレイやジムトンプソンなどもある素晴らしい立地。

こちらでは日本の伝統建材や装飾品を販売、また今後は施工もしていくそう。
日本の古き良き伝統的な和紙や畳、襖などの市場拡大をしていくという彼女のライフワークと言っていたことを、パリから世界に発信しています。

昨年4月に『荒井詩万オンラインサロン』第1回スペシャルトークショーにゲスト出演いただきました。
その時に、いずれパリにお店を出したいので移住したいなぁとおっしゃっていたのですが、ほんとにしちゃった!(もう決めていたらしいけどw)

第1回スペシャルトークショー終了


というわけで、特別にオンラインサロン内でライブ配信をしまして、お店を紹介いただきました。
サロンメンバーさんは大喜び!
夏水さん、ありがとうございました。

「詩万さん、近くのサンジェルマン・デ・プレ教会は行った?私が一番好きな場所なんです」と。え、行ってない…ということでご案内してくださいました。

中に入って息を飲みました。
全て手描きでペイントされている壁面の美しさ。

近くには様々なファブリックや壁紙ブランドが店を構えます。この教会をきっかけにもっと気軽に室内装飾ができる壁紙の製作につながったのかもね〜などとインテリア談義♪

どこまでものびやかで、かっこいい人です。パリへ行かれる際はぜひお立ち寄りください!

【Paris 3】トレンド感満載!心ときめくDandy Hotel

パリ2つ目のホテルを紹介します。
マレ地区にある「Dandy Hotel」、インスタで見てここは泊まりたい!と思ったホテルです。
ブルス・ドゥ・コメルス、ポンピドーセンター、ルーブル美術館が徒歩圏。

きゃ~!
グリーンブルーの壁、マスタードとモスグリーン、そして黒がアクセント。アールデコを思わせる曲線、色の組み合わせ、ベッドサイドのペンダントは1灯のアシンメトリー、まさにトレンド感満載!

ベッドヘッドがかわいすぎる!

ころんとした丸みのあるデザイン、ベロア素材もトレンドですね。
クロークは置き家具、ラタン素材。

クラシカルな電話、メモもアールが効いています。
洗面スペースとシャワーブース。
石の天板、ゴールドの照明。
ちなみに、シャワーブースは部屋側もガラス貼りなので抜け感があり、部屋が広く感じました。入る時はカーテンで目隠しするようになっています。

シアーカーテンは黒のパイピングが効いています。

上部も意匠が凝っています!一旦縫っているので、ひだの落ち加減がやわらかになっていました。

クッションも四方が切りっぱなしなのが今っぽい。
トイレ、部屋や洗面スペースと色や素材をつなげて。

廊下、カーペットが素敵!

フロント横のスペース。

インテリア好きにはたまらない、テンションの上がる心ときめくホテルでした^_^

【Paris 2】過去・現代・未来が交差する、安藤忠雄さん設計の最新美術館

パリの新しい美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」、絶対に訪れたかった場所。
歴史的建造物に手を加えて内装設計をしたのは建築家 安藤忠雄さん。
どう既存を残しながら新しい形にするのか、その答えはシンプルでした。もとの建物はそのままに、中央にコンクリートの円筒をすっぽり入れています。

コンクリートを使っているのに冷たい感じがない。

天井のガラスからの光が入って明るいのもありますが、コンクリートでこんなに既存のイメージを壊さずに組み合わせられることに驚きました。

文化遺産と現代美術が融合する空間。
中でも一番ときめいたのがRONI HORN。水面をリアルに表現したアート、なんて美しいのかしら。
ちなみに、BTSのナムさんがVlogで訪れていましたね。同じ位置から撮るよねw
ずらりと並ぶ鳩たち、壁から覗いているねずみ(このかわいいねずみちゃん、ずっとしゃべっているの)もアートです♪
安藤さんはコンクリートで円をつくることで“永遠”を表現したと。過去・現在・未来が交差する空間。
青い空を見上げると、今自分がどこにいるのかがわからなくなる感覚。しびれました。

さて、美術館に行かれる方におすすめなのが3階にあるレストラン『Halle aux grains』です。

レストランから美術館内が見えます。

もともと小麦市場だったという場所から由来して、店名のアール・オ・グランは“穀物市場”という意味。
フランス中央部の山の中で世界の食通に愛されてきた3ツ星料理人、ミシェル・ブラスとセバスチャン父子が満を持してパリに出店したそう。

様々な穀物や豆などを使った素材を生かした料理は、ひと口食べる度に思わず「わぁ!」と声が出てしまう美味しさ。
素敵な内装なので、ぜひ美術館と一緒にこちらも予約をされて行ってみてください^_^

【Paris 1】カラフルでアートなホテル、25hoursHotel

今回の旅は、まずパリ入りして北駅目の前で便利な「25hours Hotels」に宿泊。
翌日から大きなトランクをホテルに預け、北駅から鉄道「Thalys」タリスでアムステルダムに移動。
3泊して、またパリに戻りこちらに泊まりました。

着いた日は1人部屋。
オレンジの壁がかわいい!天井もオレンジ!

水まわりはオレンジとネイビー。
反対色でお互いを引き立て合う組み合わせ。
タイルの目地もオレンジでした♪
黒、マットゴールドで引き締めています。

ブレイクスタイルカーテン、100㎜長めに。

ホテル内はカラフルでアートな空間。

アムステルダムから帰って宿泊した部屋。
壁は淡いパープルで、また違うやわらかな雰囲気。

バルコニーがあり、北駅が窓から見えました。

ちなみに、こちらが「Thalys」。
ビジネスクラスは軽食が出るので、ゆっくりと車窓を眺めながらランチタイムが楽しめました。

【Amsterdam 3】「moooi」アムステルダム本店ショールームへ

moooi』はオランダ発ブランド。
クラシックとモダンを融合した独特なデザインは、私も含め心惹かれる方が多いかと。
その本店がアムステルダムにあります。

入った瞬間、思わず「わぁ!」と声が出てしまったw
圧巻の世界観。

お馴染みの馬の照明もいます。

天井が高い古い建物にモーイの家具や照明が見事に映えて、明るくのびやかな空間。

お、このソファチェアも!
5年前のミラノサローネで初めて見て感動したなぁ。

今までとは違うイメージのラグも。

運河沿いから一歩入った通りにあります。

*こちらの記事も合わせてどうぞ↓
「ミラノサローネ2017」での展示レポート

【Milano 4】 圧巻のモーイ空間に大興奮!

空間プロデュースした「クリスチャン・フィッシュバッハ」展示ブースにて「moooi」とコラボしました♪

「Christian Fischbacher」展示ブース 空間プロデュース

【Amsterdam 2】オランダのおすすめ5選美術館!

風車やチューリップ、あとミッフィーのイメージが強いオランダですが、レンブラントやフェルメール・ゴッホ、さらに現代アートまで至高の芸術大国。
今回は2日で5つの美術館を巡りました!

【アムステルダム国立美術館】
19世紀初めから収集された芸術作品を多く所蔵するオランダ随一の美術館。
有名なレンブラント作『夜警』、フェルメール作『牛乳を注ぐ女』をはじめ、ゴッホ作『自画像』など。世界に名だたるオランダ名画ばかり。


ミュージアムショップで見つけて即買いしましたw
『夜警』と『牛乳を注ぐ女』に扮装したミッフィーのクリスマスオーナメント!か、かわいい♪

【アムステルダム市立美術館】
1874年に設立、既存建物をそのままにモダンデザイン部分を併設工事をしてリニューアルオープン。
ユニークな見た目は「バスタブ」の愛称で親しまれているそう。

すごい迫力の屋根、たしかにバスタブっぽいw

モンドリアンなど近現代美術が主なコレクション、カフェがとても素敵でした♪

【Mocoミュージアム】
かわいらしい外観からは想像ができない、現代アートの宝庫です!

バンクシー、ウォーホール、キース・へリング、カウズ、村上隆などなど。クールなアートと融合した空間が楽しくて大興奮しました♪

【アイ・フィルムミュージアム】
アムステルダムは運河の街、中央駅から運河を船で3分ほど渡ると見えてきました。

うぉ~!かっこいい!!
映画・映像専門の美術館、映画館やカフェが中心にあり、映像に関する企画展が開催されています。
この大迫力の吹抜けがあるカフェが気持ちよい!

オランダといえばハイネケン!飲むよね~♪

【マウリッツハイス美術館】
アムステルダムから電車で1時間、デンバーグにあるこちらの美術館に足を運びました。
かつてのオランダ王家の邸宅として17世紀半に建てられた古典様式建築の建物をリニューアルしています。

邸宅として使われていた空間は、どこを見てもため息の出る美しさ。

オランダ名画のコレクションの中でも、なんといってもフェルメール「真珠の耳飾りの少女」の美しさに息を飲みました。
吸い込まれそうなきれいな眼の輝き、透き通る肌、つややかな唇、耳に光る真珠。この空間だからこそ引き立つ、まさに光の魔術師と言われるフェルメールの代表作が間近で見れるなんて感激!

【Amsterdam 1】クールでおしゃれなWアムステルダムホテル

パリ&アムステルダムの旅から帰国しました。
久しぶりの海外旅レポートをお届けします。
目眩がするほどのインプットをしてきました!
やっぱり本場で体感する浸透力は違う♪
しっかり仕事でアウトプットしていきます。

Goedendag!まずはアムステルダム。
宿泊したのは「Wアムステルダム」。

クールでスタイリッシュなインテリア。

ラウンジやバーにいる人もおしゃれな方ばかり♪


部屋はグレーを基調にオレンジ、黒がアクセント。
迫力のある天井照明がかっこいい!
W大阪と同じく、洗面台は部屋に向かってオープンにレイアウト。
左側のスモークガラス内がシャワースペースです。
窓から見えるのは博物館、窓枠も美しい。

フォルナセッティのクッションかな?
壁紙の継ぎ目がはがれているのがIC目線では気になりましたが、きっとそんなことは気にしないのねw

オリジナルデザインのバーコーナーからつながるソファ。キルティング!やわらかな印象。

天板はモールテックス仕上げでしょうか。ミラーが両面から使えて便利。
テーブルが引き出せます。

トイレは全面オレンジに塗装。けっこう落ち着くw

トラムが通る美しい街並み。

ちなみに、「W大阪」宿泊レポートはこちら↓

エネルギッシュでワクワクする“大人の遊び場”ホテル

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