インテリアコーディネーター荒井詩万のブログ

【Paris 3】トレンド感満載!心ときめくDandy Hotel

パリ2つ目のホテルを紹介します。
マレ地区にある「Dandy Hotel」、インスタで見てここは泊まりたい!と思ったホテルです。
ブルス・ドゥ・コメルス、ポンピドーセンター、ルーブル美術館が徒歩圏。

きゃ~!
グリーンブルーの壁、マスタードとモスグリーン、そして黒がアクセント。アールデコを思わせる曲線、色の組み合わせ、ベッドサイドのペンダントは1灯のアシンメトリー、まさにトレンド感満載!

ベッドヘッドがかわいすぎる!

ころんとした丸みのあるデザイン、ベロア素材もトレンドですね。
クロークは置き家具、ラタン素材。

クラシカルな電話、メモもアールが効いています。
洗面スペースとシャワーブース。
石の天板、ゴールドの照明。
ちなみに、シャワーブースは部屋側もガラス貼りなので抜け感があり、部屋が広く感じました。入る時はカーテンで目隠しするようになっています。

シアーカーテンは黒のパイピングが効いています。

上部も意匠が凝っています!一旦縫っているので、ひだの落ち加減がやわらかになっていました。

クッションも四方が切りっぱなしなのが今っぽい。
トイレ、部屋や洗面スペースと色や素材をつなげて。

廊下、カーペットが素敵!

フロント横のスペース。

インテリア好きにはたまらない、テンションの上がる心ときめくホテルでした^_^

【Paris 2】過去・現代・未来が交差する、安藤忠雄さん設計の最新美術館

パリの新しい美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」、絶対に訪れたかった場所。
歴史的建造物に手を加えて内装設計をしたのは建築家 安藤忠雄さん。
どう既存を残しながら新しい形にするのか、その答えはシンプルでした。もとの建物はそのままに、中央にコンクリートの円筒をすっぽり入れています。

コンクリートを使っているのに冷たい感じがない。

天井のガラスからの光が入って明るいのもありますが、コンクリートでこんなに既存のイメージを壊さずに組み合わせられることに驚きました。

文化遺産と現代美術が融合する空間。
中でも一番ときめいたのがRONI HORN。水面をリアルに表現したアート、なんて美しいのかしら。
ちなみに、BTSのナムさんがVlogで訪れていましたね。同じ位置から撮るよねw
ずらりと並ぶ鳩たち、壁から覗いているねずみ(このかわいいねずみちゃん、ずっとしゃべっているの)もアートです♪
安藤さんはコンクリートで円をつくることで“永遠”を表現したと。過去・現在・未来が交差する空間。
青い空を見上げると、今自分がどこにいるのかがわからなくなる感覚。しびれました。

さて、美術館に行かれる方におすすめなのが3階にあるレストラン『Halle aux grains』です。

レストランから美術館内が見えます。

もともと小麦市場だったという場所から由来して、店名のアール・オ・グランは“穀物市場”という意味。
フランス中央部の山の中で世界の食通に愛されてきた3ツ星料理人、ミシェル・ブラスとセバスチャン父子が満を持してパリに出店したそう。

様々な穀物や豆などを使った素材を生かした料理は、ひと口食べる度に思わず「わぁ!」と声が出てしまう美味しさ。
素敵な内装なので、ぜひ美術館と一緒にこちらも予約をされて行ってみてください^_^

【Paris 1】カラフルでアートなホテル、25hoursHotel

今回の旅は、まずパリ入りして北駅目の前で便利な「25hours Hotels」に宿泊。
翌日から大きなトランクをホテルに預け、北駅から鉄道「Thalys」タリスでアムステルダムに移動。
3泊して、またパリに戻りこちらに泊まりました。

着いた日は1人部屋。
オレンジの壁がかわいい!天井もオレンジ!

水まわりはオレンジとネイビー。
反対色でお互いを引き立て合う組み合わせ。
タイルの目地もオレンジでした♪
黒、マットゴールドで引き締めています。

ブレイクスタイルカーテン、100㎜長めに。

ホテル内はカラフルでアートな空間。

アムステルダムから帰って宿泊した部屋。
壁は淡いパープルで、また違うやわらかな雰囲気。

バルコニーがあり、北駅が窓から見えました。

ちなみに、こちらが「Thalys」。
ビジネスクラスは軽食が出るので、ゆっくりと車窓を眺めながらランチタイムが楽しめました。

【Amsterdam 3】「moooi」アムステルダム本店ショールームへ

moooi』はオランダ発ブランド。
クラシックとモダンを融合した独特なデザインは、私も含め心惹かれる方が多いかと。
その本店がアムステルダムにあります。

入った瞬間、思わず「わぁ!」と声が出てしまったw
圧巻の世界観。

お馴染みの馬の照明もいます。

天井が高い古い建物にモーイの家具や照明が見事に映えて、明るくのびやかな空間。

お、このソファチェアも!
5年前のミラノサローネで初めて見て感動したなぁ。

今までとは違うイメージのラグも。

運河沿いから一歩入った通りにあります。

*こちらの記事も合わせてどうぞ↓
「ミラノサローネ2017」での展示レポート

【Milano 4】 圧巻のモーイ空間に大興奮!

空間プロデュースした「クリスチャン・フィッシュバッハ」展示ブースにて「moooi」とコラボしました♪

「Christian Fischbacher」展示ブース 空間プロデュース

【Amsterdam 2】オランダのおすすめ5選美術館!

風車やチューリップ、あとミッフィーのイメージが強いオランダですが、レンブラントやフェルメール・ゴッホ、さらに現代アートまで至高の芸術大国。
今回は2日で5つの美術館を巡りました!

【アムステルダム国立美術館】
19世紀初めから収集された芸術作品を多く所蔵するオランダ随一の美術館。
有名なレンブラント作『夜警』、フェルメール作『牛乳を注ぐ女』をはじめ、ゴッホ作『自画像』など。世界に名だたるオランダ名画ばかり。


ミュージアムショップで見つけて即買いしましたw
『夜警』と『牛乳を注ぐ女』に扮装したミッフィーのクリスマスオーナメント!か、かわいい♪

【アムステルダム市立美術館】
1874年に設立、既存建物をそのままにモダンデザイン部分を併設工事をしてリニューアルオープン。
ユニークな見た目は「バスタブ」の愛称で親しまれているそう。

すごい迫力の屋根、たしかにバスタブっぽいw

モンドリアンなど近現代美術が主なコレクション、カフェがとても素敵でした♪

【Mocoミュージアム】
かわいらしい外観からは想像ができない、現代アートの宝庫です!

バンクシー、ウォーホール、キース・へリング、カウズ、村上隆などなど。クールなアートと融合した空間が楽しくて大興奮しました♪

【アイ・フィルムミュージアム】
アムステルダムは運河の街、中央駅から運河を船で3分ほど渡ると見えてきました。

うぉ~!かっこいい!!
映画・映像専門の美術館、映画館やカフェが中心にあり、映像に関する企画展が開催されています。
この大迫力の吹抜けがあるカフェが気持ちよい!

オランダといえばハイネケン!飲むよね~♪

【マウリッツハイス美術館】
アムステルダムから電車で1時間、デンバーグにあるこちらの美術館に足を運びました。
かつてのオランダ王家の邸宅として17世紀半に建てられた古典様式建築の建物をリニューアルしています。

邸宅として使われていた空間は、どこを見てもため息の出る美しさ。

オランダ名画のコレクションの中でも、なんといってもフェルメール「真珠の耳飾りの少女」の美しさに息を飲みました。
吸い込まれそうなきれいな眼の輝き、透き通る肌、つややかな唇、耳に光る真珠。この空間だからこそ引き立つ、まさに光の魔術師と言われるフェルメールの代表作が間近で見れるなんて感激!

【Amsterdam 1】クールでおしゃれなWアムステルダムホテル

パリ&アムステルダムの旅から帰国しました。
久しぶりの海外旅レポートをお届けします。
目眩がするほどのインプットをしてきました!
やっぱり本場で体感する浸透力は違う♪
しっかり仕事でアウトプットしていきます。

Goedendag!まずはアムステルダム。
宿泊したのは「Wアムステルダム」。

クールでスタイリッシュなインテリア。

ラウンジやバーにいる人もおしゃれな方ばかり♪


部屋はグレーを基調にオレンジ、黒がアクセント。
迫力のある天井照明がかっこいい!
W大阪と同じく、洗面台は部屋に向かってオープンにレイアウト。
左側のスモークガラス内がシャワースペースです。
窓から見えるのは博物館、窓枠も美しい。

フォルナセッティのクッションかな?
壁紙の継ぎ目がはがれているのがIC目線では気になりましたが、きっとそんなことは気にしないのねw

オリジナルデザインのバーコーナーからつながるソファ。キルティング!やわらかな印象。

天板はモールテックス仕上げでしょうか。ミラーが両面から使えて便利。
テーブルが引き出せます。

トイレは全面オレンジに塗装。けっこう落ち着くw

トラムが通る美しい街並み。

ちなみに、「W大阪」宿泊レポートはこちら↓

エネルギッシュでワクワクする“大人の遊び場”ホテル

【HongKong 2】香港のおすすめインテリアショップ

香港滞在レポートNO.2!
香港に行くといつもチェックするおすすめインテリアショップをご紹介します。
湾仔にある『OVO HOME』(オヴォホーム)、香港のデザイナー集団によるインテリアショップです。以前はインテリアとグリーンショップがそれぞれ路面店でありましたが、カフェやデザイン事務所も入り複合施設になっていました。

1Fには「OVO cafe」、グリーンショップと併設されたカフェ。インスタ映えスポットで人気♪

店内はモダン家具とアジアの調度品を組み合わせた独特な世界観のあるインテリア。

カラースキームと家具・照明・小物をまとめたプレゼンボードが飾ってありました。ショップの方に聞いたら、今の香港でトレンドの4つのスタイルだそうです。落ち着いた色合い、モダンとシノワズリーがミックスした感じ。内容はもちろん、ボードレイアウトも参考になる〜♪

こちらは『Lane Crawford』(レーン・クロフォード)、イギリス系高級デパート。香港には4店舗あり、パシフィックプレイスの中にある店舗に行きました。「OVO HOME」から歩いて15分くらいです。

オリジナル商品というよりは、最新インテリアブランドのセレクトショップです。

トム・ディクソンのペンダントライト。新宿区O様邸に納品しました。

ジョナサン・アドラーのミラー。

フリッツ・ハンセンの1人掛チェア。
おぉ!横浜市O様邸に納品したクッションカバー、ROMO「Black edition」の柄違いだ!

スカーフが香港的な柄。

「PH Mini」も!かわいいな。

香港らしさと最新のインテリアをチェックできる2件、おすすめです!

【HongKong 1】 東洋と西洋が融合する優美なホテルに泊まる

2泊3日で香港に家族旅行へ。というわけで、滞在レポートです!
宿泊は“東洋の貴婦人”と称される『The Peninsula Hong Kong』、大好きなホテルです。3回目ですが2013年に宿泊エリアを全面リニューアルし部屋のインテリアが一新してからは初めて。

入ると変わらないこのロビー。あ~素敵だわ♪


チェックインをして、さぁ本館のお部屋へ!

扉を入ると収納エリア。鏡面塗装と革の全てオーダー収納家具、昨年行ったミラノサローネでもよく見た高級感のある洗練されたデザイン。まさに今私がやりたい!と思っているコンビ、タイムリーで参考になりました。さっそく撮影しオーダー家具屋さんに画像をLINEで送ったわ(笑)

全て開けて隅々までチェックするインテリアコーディネ―ターあるある。家族はもう慣れているので、私が見て回りながら写真撮影している間、静かに待っていてくれます(笑)

すっきりとした納まり、ステッチが効いていますね。

東洋と西洋が融合するインテリア。以前の重厚感ある雰囲気からかなりモダンになりました。壁面のアートは金属でできた立体的なもの。


内扉はシノワズリ-なデザイン。

引出しの中も全てデザインされていて、とても使いやすい!こちらは文房具入れ。

朝食はビュッフェスタイルの2階「ザ・ベランダ」にて。メニューが豊富で1階の「ザ・ロビー」よりも断然おすすめです!

もちろん、1階「ザ・ロビー」でアフタヌーンティーを楽しみました♪

夫と娘はプールやジムに行ったり、最終日の夜は最上階のフィリップ・スタルクデザイン「フェニックス」のバーへ。2泊でしたがホテルを満喫しました~♪

ホテルの目の前では20時から10分間、ヴィクトリアハーバーの高層ビルが音楽に合わせて夜空にレーザーライトを放ち、イルミネーションが点灯する「シンフォニー・オブ・ライツ」を毎日開催しています。これぞ香港!の夜景です。
明日はおすすめインテリアショップをご紹介(*^^*)

【北欧7】 北欧旅行あれこれ後記

北欧滞在レポート、ラスト!旅行で買ったあれこれ。
すっかり大好きになった「artek」のアアルトデザイン ゼブラ柄、「ferm LIVING」のクッションカバー。秋になったらイエロー系と合わせようかな。ファーとコーディネートしてもかわいい。
フィンエアーの機内でシャンパンやビール用に使われていて一目惚れした「iittala」のグラス。ラップランドの氷が溶ける様子にインスピレーションを得たという“ウルティマ ツーレ”、ディスプレイコーナーに飾りました。
後ろにあるのはアアルトデザインの白樺の鍋敷き。夫のお土産に買おうかと思って「ま、いっか」とやめたのですが…なんと、夫がどこかで購入してすでに飾ってあった!全く気づかなかった(笑)
ということで、ここは北欧コーナーに。
大好きなクリスマスオーナメント、「BRINK NORDIC」のもの。冬のコペンハーゲン、ニュ―ハウン地区が描かれているのです!見つけた瞬間、値段も見ずにレジへ(笑)

18世紀につくられたカラフルな建物が並ぶニューハウンは、アンデルセンが愛したという港町。私たちはここで美味しい魚と肉料理を食べました。

ヘルシンキではポストカード。ワンピースがマリメッコ柄だったり、アアルトデザインの照明や棚などが描かれていてキュート。そして何より見た瞬間テンションがあがったのが下のカード。まさに宿泊したホテルからの風景。
トラムが目の前を走り、朝食を食べた老舗カフェ「EKBERG」があり、そしてこの建物!同じじゃな~い!即買い(笑)

というわけで、北欧滞在レポートはこれで終わり。
ミラノやロンドンのように最新のものが溢れ、刺激をバシバシ受けるような感じではありませんでしたが、あらためて北欧デザインのよさと奥深さを確認する旅でした。何より人も街も空気もゆったりしていて豊かな時間がありました。それはインテリアや住まいに対する意識の高さもあると思います。
いい旅でした。お付き合いいただき、ありがとうございました♪

【北欧6】デンマークで愛されるルイスポールセンの照明たち

北欧滞在レポートNO.6!
私は北欧を代表する老舗照明器具ブランド Louis Poulsen(ルイスポールセン)が大好き。
グレア(まぶしさ)のないやわらかな光、美しいデザインに心魅かれて、コーディネート提案することが多く、コラムで事例をまとめています。

【コラム16】魅了されるルイスポールセンの照明

コペンハーゲンで行かないわけがない!

同社のほぼ全ての製品を見ることができます。階段は圧巻のPHアーティーチョーク祭り。す、すごい(笑)

ということで、デンマークで見かけたルイスポールセンの照明をご紹介します。
まずは「デザインミュージアムデンマーク」、アーティーチョークがお出迎え。

ご存知「ラディソン・ブル・ロイヤルホテル」(旧SASロイヤルホテル)、アルネ・ヤコブセン設計。ここにもアーティーチョーク。


このホテルのためにデザインされたエッグチェアやスワンチェア、そしてルイスポールセンの照明がいたるところにコーディネートされていました。

ブックカフェ「バルダン・ボー・オー・カフェ」にもアーティーチョーク。

「ルイジアナ現代美術館」、森と海と湖と、そしてアートが溶け込む大人も子供も楽しめるすばらしい美術館です。コペンハーゲンから郊外列車に乗り、さらにバスとちょっと遠かったのですがほんっとに行ってよかった!エントランスを入るとアーティーチョーク。

ルイジアナ美術館のすべての特注照明器具は、同美術館を設計した建築家Jørgen Bo(ヨルゲン・ボー)&Vilhelm Wohlert(ヴィルヘルム・ヴォラート)とルイスポールセン社が共同開発したそう。

庭と海が見え、遊びまわる子供たちを眺めながらゆったりと過ごせるカフェ。ビールを飲みながらのランチが美味しかったなぁ~。様々な色のセブンチェアと銅製のペンダントライトの組合せ、天井は木。とても気持ちがいい空間。

こちらはコペンハーゲンの空港。ここにもアーティーチョーク!どんだけ好きなのよっ(笑)

デンマークでは知らない人がいないであろうルイスポールセン。様々な空間にさらっと使われていて、そのデザイン性の高さと愛されているのを実感しました。

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