インテリアコーディネーター荒井詩万のブログ

【北欧4】過ごす人への愛を感じるあたたかな空間 アアルト自邸とスタジオを訪ねて

今回の北欧旅は昨年ミラノサローネにご一緒した名古屋のインテリアコーディネーターの方と。
インテリアはもちろん建築や美術館も好き、美味しいものを食べるのも好き、お買い物も好き!(笑)という気の合う楽しい2人旅。色々な建築も見てまわりました。

Alvar Aalto(アルヴァ・アールト)は言わずと知れた世界的な建築家であるとともに、奥様たちと一緒に北欧家具の代表的なブランド「artek」(アルテック)を設立したことでも有名です。ヘルシンキ中心からトラムで約30分。駅から徒歩10分ほどの場所に1936年に建てられてからアアルトが亡くなるまでの40年間、彼が暮らした家が残されています。

緑豊かな閑静な住宅街の中に、すっと現われる自邸。
個人での見学は予約は必要ありません。ただ、ガイドツアーのみ見学可能なので勝手に入って見ることはできません。7月は13時から1時間おきに開催されています。着いたらちょうど13時過ぎ、「次の回は14時、15分くらい前に建物前に来てね!」と言われました。なので、私たちは暑いので駅前のキオスクでアイスを食べて待ちました(笑)

ということで、14時からのチャーミングなこの方のガイドツアーに参加。もちろん英語、とてもゆっくり丁寧に話をしてくれまして、だいたいわかりました(たぶん・笑)

この1階の一部をスタジオ、LDK、さらに2階を生活の場にしていたそう。これがアアルトのデスク、製図用具がそのまま置かれていて手描きの平面図や展開図・パースがありました。その線の美しさに感激!やはり手描きはいい!

仕事場から2段の階段を下りると、リビングスペース。お~!!本や日本での展覧会で何度となく見た空間に自分がいる不思議。センターテーブルの上には低い位置にペンダントライト。もちろん、アアルトデザイン「ビーハイブ」。この低さが北欧流、上から煌々と照らしちゃだめなのね。

ゼブラ柄にべニワレンラグ。そうそう、このべニワレンラグ、様々なインテリアショップに置いてありました。日本でも人気ですよね。モロッコの伝統的なもので無漂白の羊毛を手作業で織られています。アアルトも愛用したのね~。

その奥がダイニングスペース。また違う雰囲気。クラシックにしてモダン、どこか日本を感じる。

窓装飾は簾よ!ここだけ見たら日本のお宅。庭のグリーンがきれい。

2階のファミリールーム。素敵な暖炉もありました。

個室。引き戸の押し入れのようなデザインの収納。

仕事が忙しくなり、自邸の仕事場が手狭になったアアルトは、1955年に自邸から歩いて10分ほどの場所にスタジオをつくります。
こちらは予約の必要がなく、ガイドツアーもありますが参加しなくても自由に見学可能。
この元スタッフ設計室は、現在はアアルト財団のオフィスとして使用しているそう。

なんて気持ちのいいスタジオ!ここで大きな模型を置いて様々なプロジェクトの打合せをスタッフとしていたのかな。

著名な建築家の設計した建物、緊張感のあるとがったイメージがありましたが、自邸もスタジオもとても居心地がよく、家族やスタッフなど過ごす人への愛を感じるあたたかな空間でした。

おまけです。アアルト邸を訪ねてからあらためてゼブラ柄が好きになってしまった私たち。
その後、「artek」でお揃いでクッションカバーを購入してしまいました(笑)

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