インテリアコーディネーター荒井詩万のブログ

【Paris 2】過去・現代・未来が交差する、安藤忠雄さん設計の最新美術館

パリの新しい美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」、絶対に訪れたかった場所。
歴史的建造物に手を加えて内装設計をしたのは建築家 安藤忠雄さん。
どう既存を残しながら新しい形にするのか、その答えはシンプルでした。もとの建物はそのままに、中央にコンクリートの円筒をすっぽり入れています。

コンクリートを使っているのに冷たい感じがない。

天井のガラスからの光が入って明るいのもありますが、コンクリートでこんなに既存のイメージを壊さずに組み合わせられることに驚きました。

文化遺産と現代美術が融合する空間。
中でも一番ときめいたのがRONI HORN。水面をリアルに表現したアート、なんて美しいのかしら。
ちなみに、BTSのナムさんがVlogで訪れていましたね。同じ位置から撮るよねw
ずらりと並ぶ鳩たち、壁から覗いているねずみ(このかわいいねずみちゃん、ずっとしゃべっているの)もアートです♪
安藤さんはコンクリートで円をつくることで“永遠”を表現したと。過去・現在・未来が交差する空間。
青い空を見上げると、今自分がどこにいるのかがわからなくなる感覚。しびれました。

さて、美術館に行かれる方におすすめなのが3階にあるレストラン『Halle aux grains』です。

レストランから美術館内が見えます。

もともと小麦市場だったという場所から由来して、店名のアール・オ・グランは“穀物市場”という意味。
フランス中央部の山の中で世界の食通に愛されてきた3ツ星料理人、ミシェル・ブラスとセバスチャン父子が満を持してパリに出店したそう。

様々な穀物や豆などを使った素材を生かした料理は、ひと口食べる度に思わず「わぁ!」と声が出てしまう美味しさ。
素敵な内装なので、ぜひ美術館と一緒にこちらも予約をされて行ってみてください^_^

高台に佇む美しいクラシックハウス

誕生日&結婚記念日ということで、赤坂プリンスクラシックハウス『La Maison Kioi』にランチへ。
赤坂プリンスホテル旧館、もとは「旧李王家東京邸」です。戦前から戦後、日本の歴史の変化を見守ってきた建物は、指定有形文化財に指定されています。

紀尾井町の高台に佇む美しい洋館。

なぜか前に名和晃平さんの鹿がいました^_^

全体的にはチューダー様式ですが、玄関広間や階段の手すりの“ねじり柱”はジャコビアン様式。

ラウンジの天井は網代天井!!
このコーナー、素敵でした。様々な様式がミックスしたエクレクティックなインテリア。

壁や床のデザインも密度が高くて素晴らしい。

空間はもちろん、お料理もどれも美味しくて大満足♪

結婚22周年なので…
2と2をポーズしてと娘に指示出しされる夫婦w

アフタヌーンティーもあるそう。今回は2階は見学できなかったので、またぜひ訪れたい空間です。

パリ気分を味わえる青山のおすすめレストラン

1月といえば、インテリア関連見本市「MAISON&OBJET」(メゾン・エ・オブジェ)とファブリックや壁紙の新作が各ショールームで発表される「Paris Deco Off」(デコオフ)。
いいなぁ~ということで、私もパリに行ってきましたの。青山ですけど(笑)
BENOIT」(ブノア)に母とランチへ。アラン・デュカスがプロデュースするフレンチレストラン&カフェです。もう内装がパリ、女子力が上がりそうなインテリア空間。
青山通り沿いのビル10階、お天気がよく街が一望。
あ~ん、素敵。この壁紙とカーテンを同柄にするスタイル、ちょうど今プランニング中物件でも提案予定。空間の統一感と溶け込む感じがいいな。
パウダールームも壁とカーテンが同柄。壁紙ではなくファブリックを使った「どんす張り」です。下地に詰め物をしているのでふんわりとした厚みが出ますし、ファブリックなのでやわらかでラグジュアリーな印象になります。 前菜のリヨン風サラダがとっても美味しかった!リヨン風といえばポーチドエッグ・ベーコン・レバーにクルトン。卵をつぶしてしっかり混ぜながら食べる。泡が合う~♪

優雅な空間でパリ気分を味わえるのでおすすめです!

ちなみに、4年前にパリに行った時に「Paris Deco Off」が開催されるRue du Mail (メール通り)へ行きました。その時の記事はこちらです。名だたるファブリックショールームが立ち並ぶ通りですが、まさかのほとんど夏期休暇中だったという(涙)
やっぱりちゃんと見ておきたいな。来年は1月にパリへ行こう!と思います。働かなきゃ(^^ゞ

Paris 8

鎌倉「古我邸」で特別メニューを味わうランチ会へ

先週末、母に誘われ鎌倉「古我邸」にて久しぶりにゆったりとランチを楽しみました。
鎌倉三大洋館のひとつ。100年前に建てられ今まで非公開だった大邸宅。
過去には総理大臣が別荘として利用したり、戦後G.H.Qが将校クラブとして利用したりと歴史ある建物が、2年前にフレンチレストランとしてオープン。
鎌倉駅から徒歩5分ほどの立地に、こ~んな広い邸宅が。門からのアプローチが長い!笑

風情溢れる美しい洋館。

裏庭でウェルカムドリンクをいただいてからレストラン内へ。
今回は特別メニューでのランチ会。希少なスイスのワインもいただきました。

若きシェフの感性でつくり出される料理は独創的で五感で楽しめます。
おすすめのレストラン、機会がありましたらぜひ!

パレスホテル東京「CROWN」でエレガントなランチ

丸の内皇居前、お堀を望む「パレスホテル東京」。
2012年に建替えをしてリニューアルオープン。2015年には、「帝国ホテル」「ホテルオークラ東京」「ホテルニューオータニ」のいわゆる東京ホテル御三家を上回り、国内ホテルとしては最高額の平均客室単価を維持しているそう。営業停止して建替えとは思い切りましたよね。立地のよさを生かして日本的なデザインを取り入れた館内は、落ち着きと品のよい華やかさがあり洗練されていました。高級路線にシフトしたのが国内外の顧客取り込みに成功して上手くいっている理由なのでしょう。

評判を友人に聞き行ってみたいと思っていたホテル内のフランス料理「CROWN」へ。
奥はどんな空間なのだろうとワクワクするアプローチ、漆喰壁にヴェネチアンモザイクタイルの床。

イブニングドレスをイメージしたという店内は、重厚感がありながら曲線を強調したインテリア。

壁面モチーフが天井デザインにも!照明の使い方、品のよいカラースキームが参考になります。

斬新なアイデアや感性を取り入れたキュイジーヌモダンな一皿一皿は、どれも美しい色彩と盛りつけ。

ちょっとドレスアップして行きたいエレガントな時間を過ごせるレストラン。おすすめです♪

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